7月29日

夏という季節は草花にとっては

どんな季節なのだろうと思いました。

生命の春にあらん限りのエネルギーを

集中して美しく咲き、この後、秋を過ぎれば

死が待っています。(花木は違うけれど)

そのちょうど真ん中の夏は

葉は生い茂っているけれども

春の華やかさは、既に影を潜めていて

もしかしたら夏は植物の子育ての季節

なのではないだろうか、と思ってみます。

地味でも、葉や根で栄養をたっぷりとり、

秋の実りに豊かな種をつけるように。

絵描きなど芸人は、体は売らなくとも

春の華やかさを追い続けるという

意味では不自然に春を売りつづける

ことではないかと思ってしまいました。