〜印象に残っている文章〜

■経済ってそういうことだったのか会議■  佐藤 雅彦  竹中 平蔵 著

「企業とビジネス」から抜粋

佐藤 で、僕が伝えたいことを一言でいうと、「世の中をイメージすること」です。

将来、ある価値を生み出したときに、世の中がこういうふうにその価値を享受してくれる、

受け入れてくれるっていうそういうイメージができるかどうかだと思うんです。

(略)

竹中 「自分の目で世界を見ろ」ということなんですよね。(略)私がある政府系の

銀行に勤めていたときに聞いたことで印象に残っているのは、

「経営者というのは、どんなに小さな会社の経営者でも、自分で世界を見る目をもっている。(略)」

私も少ないながら何人かの社長のヒアリングをさせていただきましたが、

そんなに大きな会社じゃない社長でも、大企業の部長に比べたら全然世の中を見てますよね。

それがイメージですよ。「これからどうなるんだ」と。

それはリスクを負っている人の真剣さですよ。

 

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