Contrast+Paralels ピアノ :カールマン・オラー・トリオ ゴルトベルク変奏曲のCDが気に入り、彼の他の演奏が聴きたいと思って購入しました。 大偶然でしたが、このアルバムもゴルトベルグ変奏曲の同系統のアレンジをトリオで演奏しています 、という印象を持ったことはないのですが、テレビなどで初めて聞くピアニストの演奏に 感銘を受けたときの曲が、シューマンの曲だったことが度々あったことを思いだしました。 演奏家によって“生き死に”する曲がシューマンなのか、などと思いながら一枚CDを買うことにしました。 曲は「交響的練習曲」と決めていましたが、さて誰の演奏を買うべきか、とCDショップの棚の前で 悩むことしばし、プレトニョフの名前を見つけました。ヴェルビエ音楽祭のDVDで、 まじめそうな第一印象とは異なるお茶目な一面がかなりあることに好感をもったのを思い出し、 プレトニョフの演奏を選びました。 正解でした!おそらく独自の、知的でありながら柔らかい解釈と共に、ピアノの音色の魅力を 美しく響かせて聞かせてくれます。
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