AUDIO 

アンプ : LUXMAN L-509u

DENON2000AEからのアップグレードとして、“良いものを長く使う”ために選びました。素晴らしいです。

きめ細かで上品な音質、音場の広がり、静寂から立ち上がって消えていく音の余韻が印象的です。

私のシステム(人生?)にとっては、明らかなオーバースペックですが、どんな低いシステムで使っても、

L−509uは気難しい顔を見せることなく、その上質感をそれなりにシステム全体に分け与えてくれます。

CDPとともに買い換えたため、著しい音質の向上がAMPのためかCDPのためかはハッキリしません。

いつの日か、このAMPにふさわしいスピーカーを揃えてあげたいものです・・・

CD : DENON DCD−SA1

1650AEで十分に満足していた私でしたが、スピーカーの改造を通して、よりよい音への欲求が高まった頃、

パーツを買いに秋葉原へ寄ったついでに、オーディオ店でいくつかのプレイヤーを試聴してしまいました。

スピーカーとアンプを固定して(アンプは私の使っていた2000AE)色々なプレーヤーを聴き比べてみると、

このSA1では、同じスピーカーが、何割も上等になったかのように鳴るではありませんか。

スピーカーの改造で音を改善できるところに限界を感じていた私は、やはり根本的な改良とは、

上流のハードウェアのアップグレードに勝るものなし、と知り、思い切って買換えることにしました・・。

SPEAKER : CORAL DX−9 (DX-11)

X−Z、DX−7とCORALのスピーカーをいじりながら乗り換え、DX-11(改悪)となりました。

オークションで安い個体を手に入れ、まずはオリジナルの音を聴いて、と思いましたが、この個体は

ネットワークに改変が施されていたため、本来の音のバランス設計がわかりませんでした。

しかし、25kgはある堅牢なエンクロージャーに10cmスコーカー、7シリーズにないハイスコーカーの

中高音は捨てがたく、DX-7カスタム以上に改造できたら乗り換えようと思い、まず箱をカシュー塗装し、

暫定的に7シリーズで使用していた改造ネットワークをDX-11に移植。超高域はTANNOY ST-50に任せ、

ツィーターユニットを取り外してバスレフダクトを設置、元の密閉型の吸音材を取り除き、内壁面に

ニードルフェルトの吸音材を張り直しました。改造は、バスレフ型のDX−7カスタムの延長の方向性

聴いてみると、2つのスコーカーによる高い解像度の高域は素晴らしく、ピアノのキラキラ感が増しています。

前回の2倍の厚みにカシュー塗装を施した堅牢なエンクロジャーによる響きも加わっていると思います。

当初中低音が弱く感じられましたが、TRITECの可変式バスレフダクトを調節したところ、DX−7レベルの

低域は出るようになりました。ただ、スコーカーとウーファーのクロスオーバーがX−Zのままの450Hzなので

300〜350Hzくらいに下げるネットワークに変更したいと思っています。今はまだ勉強不足で設計できません。

DX−11を中途半端にDX−7風に改悪しているので、勝手にDX−9と命名。サランネットには絵絹を使用。

SUPER TWEETER : TANNOY ST−50

私はCORAL X-Zに不満を感じずに長年使用していました。しかしアンプの故障をきっかけに、現代の

オーディオを学び直すと、スピーカーユニットのうち、ツィーターがずいぶん進化しているように感じました。

電気回路に疎い私は、ネットワーク内臓であること、次にデザイン、価格(セール品)を基準に機種を選定。

購入したばかりのときは、漠然とつないで音の空間的な広がりが増したことで満足していましたが、そのうち

X−Zのツィーターの限界と、メインケーブルのGS#79の超高音(キラキラした感じ)の不足を補って

もらうために、アンプから直接専用ケーブル(BlackRhodiumT-90)をひいて使用、効果は良好です。

SUB WOOFER : TANNOY TS10

スーパーツィーターの導入で、高音域の再生力を増強することで音の広がりが増すことに

味をしめた私は、「ならば低音も増強したらどうだろうか」と考え、サブ・ウーファーを加えることにしました。

当初は、X−Zよりも低域を拡大してもらうイメージで導入したのですが、アンプからのケーブルを

WIREWORLD PORALISに変えてからは、良質な低音としてハイカットを最低限(150Hz)に設定し、

プラス・ウーファーの意味合いを強化しました。X−Zは基本的にミッドレンジ主体のかまぼこ型として使った

方が良さが生きると思うので、高域と低域を外から補ってあげると、レンジの豊かな音になると思います。

QUAD 11L2

SPEAKER 2 : QUAD 11L2

このスピーカーを良く鳴らすのに苦労しましたが、私なりの結論は、ツィーターの能力不足がネック。

フルレンジのようなウーファーは、メインケーブルにAET-SCRクラスをおごってあげれば

暖かみのある豊かな響きを出してくれます。しかし、ツィーターの力不足は否めないので、

CORAL DX-11をバスレフ化した際に取り外したスーパーツィーターユニットを密閉式の容器に入れ、

0.68μFのコンデンサーでローカットしたものを追加しました。1.0μFでは少しキンキンしました。)

これにより、広がりの調整が効き、高域と中低域のバランスの良い好みの音に鳴るようになりました。

SPEAKER 3 : MONITOR AUDIO RADIUS 90

ツィーターによるクリアでシャープな高域と、「低域のスピード感」とのバランスの良さが、このスピーカーの

魅力。このコンパクトさと価格帯のスピーカーにしては、十分上質な音を奏でてくれると思います。

X−ZやQUADと比べると、中低音域の厚みは明らかに薄く、温かみや音の厚みはあまり期待できません。

また波長の短い高域主導の音作りのためか、視聴位置のセンターのずれに敏感で、音の広がりは

それほどありません。クラッシックならチェンバロ独奏など、高域の澄んだ(あるいはキラキラした)感じが

ポイントの音楽に向いていると思います。

sperker4

SPEAKER 4 : VICTOR  SX-WD1KT

8.5cmのフルレンジひとつできれいに鳴るものですね。ウッドコーン独特の温かみある音というのを、

確かに感じます。超高域のレンジは(比べてみると)狭いのですが、このスピーカーだけを聴いていると、

気になりません。むしろラジオでは、不要な高音ノイズが消え、温かみのある中域を心地よく感じます。

バスレフによる低音の色付けがやや気になったので、背面の壁に吸音材を巡らして低音を抑えています。

(スピーカー内部のバスレフポートを少し短くカットすればいいのかもしれません。)

SPEAKER 5 : HIGHLAND AUDIO ORAN 4305 + PIONEER PT-R4

居間のテレビにDENONのアンプ・PMA-CX3からNanotecSystemsケーブルGS#79で接続しています。

決してすべての音域がバランスよくでているとは言えませんが、品の良い印象の音でまとまっています。

小型ウーファーのわりに低域の音が豊かに感じられますが、やや高音域の伸びが弱く閉塞感を感じます。

そのため、スーパートゥイーターを追加。また、当初使っていたケーブルのAETのSP400よりも

NanotecSystemsGS#79が、このスピーカーには合う(中域を豊かにし、低音控えめ)と思います。

スパイクを使い床から浮かすと低音が生きますが、大音量になるとかなり胴鳴りして音が混濁し苦しいです。

ジャンパーは、ZONOTONEの7N−GRANDIO10を加工したものを使っています。

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