シューマンの指

ピアノをあまり弾かない天才ピアニスト永修人。シューマンを愛するこの永嶺を主軸に物語は展開する。(多くのシューマンの曲が紹介され、あらためて聞くとメロディーの美しさに魅了される)
殺人事件が起こり、主人公、語り手は里橋優で、彼は音大を目指し1浪して合格するが、後に音大を中退し医師になる。
最後に大きなどんでん返しがあり、殺人事件の真相が明らかになる。
ストーリーはアイディアに飛んでいるが、シューマンの曲の紹介とあまりの変異に戸惑うことが多い作品であった。ただ、シューマンの知識は非常に豊富になり、シューマンの音楽に魅せられたことも事実である