< 第8話 Silpheed >

 

 

(THEXDERに続くGAMEARTSシューティングゲーム第2弾)

THEXDERに続いてGAMEARTSの贈る第2弾シューティングゲーム「シ
ルフィード」
。今回88TRIBUTEではこの歴史に残る渋いシューティングゲ
ームを振り返ります。


(どんなゲームですか?)

ゲーム内容は縦スクロール型シューティングゲームです。全20面で構成さ
れていて最終「宇宙の帝王ザカリテ」の操る「グロアール」を破壊するのが
目的になります。従来の縦スクロールシューティングと違っているのは「視点
の違い」です。従来の縦スクロールシューティングゲームは真上から見たも
のがほとんどでしたが、シルフィードでは斜め後ろ上方から見た視点で、立
体感あふれる映像を実現しています。当時のプログラミング技術でもかなり
高度な部類に入っていました。また例の如く、BGMも軽快で優れたものが
多く、当JunkWavesにおきましても、ステージ2のテーマ「SilphWind U」
をmp3データにてアレンジしたものを紹介しています。こちらも是非聴いてみ
てください。

(登場キャラクター)

@SA−08 SILPHEED

このゲームでのマイキャラクターになります。左右に5種類のウエポンを装
備する事が出来ます。シールドが最高6枚まで装備されています。このシー
ルドは、ウエポンやメインエンジンへの被弾を防ぎます。シルフィードが被弾
すると1枚ずつシールドが壊れ、左右ウエポン、メインエンジンを全て破壊さ
れた時点でゲームオーバーとなります。ウエポンは次の5つからの選択にな
ります。

  T.FORWARD BEAM
      
前方に3連射のビームを放ちます。

  U.PHALANX  BEAM
       前方に扇状に5つ、横方向に2つビームを放ちます。連射は効きません。

  V.V  BEAM
       V字に2つずつ、3連射のビームを放ちます。

  W.LASER CANON
       非常に強力なレーザー砲を発射します。強力ですが、一部このレーザー
      
をはね返す敵が存在します。またこのウエポンでないと最終ボス「グロア
       ール」
にダメージを与えることが出来ません。

  X.AUTO−AIMING
       自動照準型ビームです。自動的に敵のいる場所をサーチし4連射のビー
       ムで攻撃します。

あと、地形に押しつぶされた場合は一発でゲームオーバーになりますので、く
れぐれも気を付けて下さい?

A”宇宙の帝王”ザカリテ氏


自分で宇宙の帝王と言っているくらいなので、相当偉い方なのだと思います。
ゲームスタート時、ゲームオーバー時に、彼のスーパートークを聞くことが出
来ます。当時、88の音源から声が出るなんて誰が思ったでしょうか?驚異
的な技術です。

BA−140−B7 OLLEYUS

周りに隕石がぐるぐる回っているボスです。主な攻撃は周りの隕石と時々飛
ばしてくる隕石です。周りの隕石がレーザーキャノンをはね返すタイプのもの
も、後半になると出現します。

CA−4435−27−W ROBAYON

画面後方から出現、主にやりのような攻撃と丸い破壊可能な玉で攻撃して
きます。また面途中に中ボスとして出現するタイプのものもいます。

DA−772−B0 GERDI

画面後方から出現、バリアのようなものを広げて攻撃するタイプのものと、
小型機を発射して攻撃するタイプのものがいます。いずれにしてもあまり嫌
な敵ではありません。

EB−8241−AW GLEYNIUS

衛星機を2つ持ち、衛星機からレーザーキャノンで攻撃してくるタイプと、
赤と青の爆弾で攻撃してくるタイプのものがいます。耐久力も高く難敵です。

F最終BOSS グロアール

AREA20のBOSSラッシュを越えると出現します。第一形態は青レーザー
通常弾による攻撃を掛けてきます。このレーザーをよけるのはかなりの反射
神経が必要で非常にきつい攻撃です。(実は画面の右端にはレーザーが飛
んでこないようですが・・・)ある一定時間たつと3つのバリアが現れ、第二形態
が始まります。前方からの丸い炸裂弾による攻撃で、バリアを全て破壊する
まで続きます。第三形態は破壊可能な丸い玉と、通常弾、時折敵機の飛来に
よる攻撃で最終形態です。こうなればそれほど難しくないのでクリアも同然でし
ょう。こいつを倒せばエンディングが待っています。

(真のエンディングとは?)

当時、普通にクリアしたときのエンディングは偽のエンディングで1000万点を
達成したとき初めて真のエンディングを見ることが出来る、という噂がありまし
た。しかし私はどんなに頑張っても500万点弱しか行くことが出来ませんでし
た。幻のボーナスといわれるバリアボーナス(バリアを9面でとり、17面まで破
壊されずにもう一度バリアとると200万点)
をとってもそれくらいです。やるとす
ればAUTO−AIMINGグロアールの最終形態でひたすら粘る方法ですが、
肝心のグロアールを倒すことが出来ません。この件、どなたかご存じの方が
いらっしゃいましたら掲示板まで、情報よろしくお願いします。

(コーヒーブレイク?)

面クリア時にデモが流れる面があります。3つのボタンで隠れキャラを出現させ
る事が出来ました。(画面は16面)

(おまけゲーム!)

DISK−BASICを立ち上げたあとで、Disk2を入れて RUN ”XACALITE”
伝説の「オレはザカリテ ザッザッザッ ゲーム」がプレイできます。

プレイ方法は画面の通りです。すこぶる難しいです。またRUN ”SILPHEED2”
でシルフィード2まで(!)プレイできます。ブヒーッ

画面はVビームを使用しています。武器はフォワードビームVビームレーザー
の3種類選べますが見た目の通りあまり意味がありません。唯一レーザーは貫通
能力があるようです。ザカリテを50機(?)倒すとグロアールが出現します。グロア
ール
を倒せばクリアです。

いずれのゲームもALLBASICによるプログラミングです。超一流のゲームデザイ
ンセンスをここでも味わう事ができます。

(約15年の時を経てPS2版が発売)

エンディングにて「うーむ、グロアールをやられてしまっては仕方がない。今日のと
ころは引き上げだ。わしはあきらめんぞ。」
ザカリテ氏が言っていました。時を越
え、遂にPS2にてリベンジを掛けてきたようです。私はまだプレイはおろか見たこ
とすらないのですが、チャンスがあればプレイしたいと思っています。

やはり当時のGAMEARTSのゲームデザインは秀逸であったと思います。今やっ
てもホント面白いですから。ただちょっと難易度が高かったかな?という気がします。
このゲームはみなさんにクリアして欲しかったゲームでした。

                                                                                               by Syuu

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