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第6話 夢幻戦士ヴァリス >
(美少女アクションゲーム決定版!!)

日本テレネットとWOLFTEAMが放つ第2弾ドラマティックアクションゲーム
はハードな前作「FINALZONE」と180度転換女子高生が主人公の超ナン
パなアクションゲームでした。
全方向スクロール型のアクション(シューティング?)ゲームで全10面構成。
ひろーいマップの中を矢印を頼りにステージボスを捜し出しやっつけるとい
うごく普通のゲームですが、操作感覚、敵の攻撃等はかなり厳しく難易度
はかなりのものでした。特に敵の攻撃が当たると吹き飛ばされるのでのぼ
る地形のところでは相当の苦戦を強いられます。また空中から襲ってくる敵
への具体的な対策が無く(3方向に飛ぶ武器がありましたが・・・いまいち)
ラストまで行くのは非常に難しかった憶えがあります。

ゲーム的にも単調で正直言って(!?)面白いとは思いませんでしたが、何
故かみなさんの心に残っているゲームではないでしょうか?今回はそのあた
りにポイントを絞りこのゲームの魅力について迫ってみたいと思います。
(登場人物紹介)
「リアリティ(現実世界)」代表
@主人公優子(ヴァリスの戦士)

普通の女子高生。ストーリーによるとわけがわからないうちに戦いに巻き込
まれたとのことですが、ゲームのプレイヤーが実は一番訳がわからなかった
りします。なんせ麗子(後述)との世間話(?)のあといきなりゲームスタート
ですから・・・。「明」の世界のおばさんにヴァリスの戦士に指名され無理矢理
戦わされた結構かわいそうな女の子のようです。髪の毛は青いです。
A麗子

優子さんのクラスメートのようです。ゲームスタート時にいきなり優子さんに別
れを告げていなくなります。「暗」の世界のおじさんにそそのかされて「暗」の
世界入りを果たしますが、結局優子さんに8面で殺害されるハメになります。
心優しい優子さんは同情してくれますが、さんざんな目に遭わせておいてそれ
はないだろと思わせる名シーンです。物語もラストに向けて最高に盛り上がり
ます。髪の毛の色は赤です。2人揃って高校の先生には注意されなかったの
でしょうか?(でも注意してたら殺されていたかもしれませんね。)
「ヴァニティ(明、善の世界)」代表
○ヴァリア

普通のおばさんのようです。優子さんを強引に呼び寄せ、勝手にヴァリスの
戦士に仕立て上げ変なおじさんと戦わせようと画策します。優子さんの台詞
からも「自分でやれよ、ババア」的な反感をうかがわせるような部分が見受け
られます。自分でもこれまでずっと戦ってきたと言っていますが怪しいもんで
す。「今のあなたには私の言った意味などわからないかもしれませんね」・・・
そう思うならせめて心優しい優子さんにはわかるように説明してあげましょう。
優子さんは戸惑っています。
「ヴェカンティ(暗、悪の世界)」代表
○ログレス

変なおじさん。いわゆるラスボスというやつのようです。どういう仕組みか詳し
いことはわかりませんがよく自分の姿を空に映し出して優子さんと会話をしま
す。結構でかい口をたたいてますがここまでたどり着けるプレイヤーなら問題
なく倒すことが出来るでしょう。悪役にしてはなかなかものわかりのいいおやじ
のようでそんな一面もエンディングでちらっと見せます。
どうですか?個性的で魅力的なキャラクター達ですよね。
(ストーリー)
簡単に述べさせてもらいます。人間の世界が始まって以来、ヴァニティ(明)
の世界とヴェカンティ(暗)の世界は争い続けてきました。ヴァリアさんがおっ
しゃるには近年ヴェカンティの心が増大し世界のバランスが崩れてきたよ、
とのこと。しょうがないので優子さんを使ってヴェカンティの親玉ログレスさん
をやっつけようと思いました。
どうでしょう?人間世界の永遠のテーマですね。とてもナンパなゲームと思え
ません!?
(ミュージック)
ヴァリスといえばその卓越したゲームミュージックを思い浮かべる人も多いで
しょう。オープニングの「The Fantasm
Soldier」を始め「Flash of Sword」
(1面)「The Wilderness」(10面他)「Miss
Blueに微笑みを」(エンディング
)等懐かしい名曲揃いです。作曲者の小川史生氏はこのあとも一連のテレネ
ット作品で独特の小川節を披露してくださいました。そういえばこのころはミュ
ージックモードも流行りました。私なんかミュージックモードからテープに録音
して毎日聞いていたんですよ。←オタクだねー。

それにしても「Miss Blue」とは何者でしょう。優子さんのことでしょうか?誰か
知ってる人いたら教えてください。
(やっぱり女子高生もの)
やはりこのゲームの最大の売りは結局女子高生ものとであることに尽きるで
しょう。これが万一ケンシロウさんとかデューク東郷氏のようないかついキャラ
クターが主人公だったらこれほどのヒットは望めなかったのではないでしょうか
?そういえば当時ミス優子コンテストなる企画もありました。今では到底考えら
れない衝撃的な企画でしたが、当時は某ミスリリアとか信じられない企画が流
行っていたのも事実です。(電脳アイドルってやつでしょうか、ちょっと違うけど
千葉麗子とかもいましたね。何してるんでしょう。)
ミス優子さんは今、何をしているんでしょうか?知ってる方はまた掲示板にでも
書き込んでみてください。(女優として活躍中という話を聞いたことがあります。)

いずれにしても日本テレネットはこの作品のヒットでドラマティックゲーム制作
メーカーとしての地位を不動のものとします。ヴァリスシリーズも家庭用ゲーム
機にまで幅を広げ数多く世に出ていきました。今頃優子さんも自分のやった
仕事の大きさに気付き理解出来たのではないでしょうか。
by Syuu
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