< 第1話 Xanadu >
第一章 ガルシスの侵略 かつて、この美しく幸福に満たされた平和な世界は 「XANADU」と呼ばれていた。しかし、永遠に続くと思われていたこの楽園も、迫り 来る災いによって姿を変えて行く事になろうとは、誰が予想できたであ ろうか。 しかし、その中に於いて、予言者達は災いの到来を人々に伝えようと U」は欲望と悪徳、そして荒廃のうず巻く世界に姿を変えつつあった。 ついに 恐るべき侵略者が姿を現した。時の王ジュデリンは侵略者ガルシス(キングドラゴン)の降伏の要求を強く拒んだ。その為、ガルシスは 「XANADU」を手中に治めるべく、配下のモンスターどもを解き放 った。 ![]() 家具や街並みは無惨な姿を 虚無と恐怖の中で自らの命 を絶つ者も少なくなかった。 ガルシス は地下洞窟を要塞化することを含んだいくつ かの条件を要求した。そし て王は、いつの日にか、子 孫が「XANADU」をガ ルシス の手から取り戻す事を信じて、恐るべき要求を受け入れるのであった。その日から数十年もの間に、勇気ある若者たちがガルシスを倒す為に地下 城砦へ降りて行ったが、生きて帰って来る者はほとんどいなかった。 −XANADU− 奪回の予言それは地下牢内の予言者の詩から始まった。その予言によると、三百 メシア(救世主)が現れるというものであった。その予言をもとに、夢 による啓示を受けた勇士たちが集められた。そしてガルシスの「負」の 波動に負けない為に、それぞれを七つの道場で訓練させることになった。 過酷な訓練を終えた勇士たちは、 ガルシスを倒す為に地下城砦へと降りて行った。ここに「XANADU」奪回の幕は切って落とされた。 ―――――――――――――――――――――――――――――― というストーリーで始まる 日本Falcomより発売された「Xanadu」。当時ARPG(アクティブロールプレイングゲーム)の人気が 高まってきている中でこの「Xanadu」は、まさに空前の大ヒット 作品となりました。当時ライバルといわれた「ハイドライド」シリーズ (T&ESOFT)等と比べて圧倒的に見た目画面の色数も少なく一見 暗い感じがしたこの作品ですが当時のプレイヤーの支持は圧倒的でした。 ![]() 実はこの世界とても簡単なある法則性 たときはこれにだまされてあせりまし た。理由は後述)。やってみると意外 とわかりやすいシステムがうけたよう な気がします。 又、トレーニングステージ隠し部屋で貴重なアイテムを買うことができ ireCrystal(前のステージに戻る)を購入、一気に先の面ま で進みすごく強い武器防具をパクって逃げ帰る技が話題になりました。 そしてこのゲームちょっと前に流行った言葉「カリスマ」が非常に重要 なパラメータとして存在してました。これが高いと買い物をするときに 安く買えちゃうというとってもお得なパラメータでした(私は必ず10 0でキャラクターを作るようにしてました)。しかもこのパラメータ実 際ゲームスタートになると増えることはないところがポイント。魅力と いうものは簡単に上がるもんではないよとでも言いたいのでしょうか( 何故かはじめだけ鍛えることが出来るのも今となっては不思議だ)。 個人的に印象が深いのは敵では、殺人マシーンCZ−812CE、最強 魔術デスの使い手Isis、武器ではMurasameBladeです か。MurasameBladeは、前述のインチキ技のときに持って 帰ってくる武器で、何と言っても3番目に強い武器というのが凄い!そ りゃ楽になるわ、と言うわけで初心者にはおすすめの技ですね。 ラストは キングドラゴンとの戦いとなるのですがキングドラゴンに唯一効果のある武器DragonSlayerが普通の敵にめっぽう弱くレ ベルを上げるのにとっても苦労したおぼえがあります(メジャーな方法 としてMagicGloveを残しまくり一気に回収するやり方があっ た)。 そして シナリオUへ舞台は移ります。by Syuu 前に戻る
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