CRSには、鑑賞や繁殖など色々な楽しみ方がありますが、ここでは一般的な飼育方法をご紹介します。

 

飼育に必要な器具

●水槽 

 一般的には、30〜45cm水槽での飼育が紹介されていますが、水質の変化に敏感なCRSなので、出来るだけ大きい水槽が好ましいと思います。 60cm規格水槽(600×300×360)が最適だと思います。

●エアーポンプ 

 なんでもいいのですがCRSは酸欠に弱いので、24時間添加するのが好ましいです。 あまり安いポンプは、振動が大きく、騒さいようですが・・・

●フィルター

 外部フィルターが最適だと思います。 60cm水槽だと、エーハイムの2213以上が望ましく、メンテナンスを極力少なくする目的から、出来る限り大きいサイズが良いと思います。 でも、あまり強い水流は良くないようです。

 底面フィルターは、底床掃除がし難いので、良くないと思います。 また、給水パイプは稚エビを吸い込んでしまいますので、スポンジなどでカバーして下さい。

●サーモスタット、ヒーター

 サーモスタットとヒーターが一体となったタイプと、別々のものとありますが、どちらでも良いと思いますが、水槽のサイズに適合したものが良いです。 但し、 水温一定型(26度など)よりも、温度調整できるタイプの方が良いと思います。

●底床

 サンディーゴールド、ソイル系、大磯などほとんどの物が使えるようですが、phは弱アルカリ〜中性に保つ必要があるため、サンゴ系は良くないようです。 また、大磯を使用する場合、貝殻などが微量に含めれていますので、処置してから使用するようにして下さい。

 ちなみに、私は大磯の中目を水槽の半分位に敷き詰め、半分はベアタンクにして、メンテナンス性を良くする工夫をしています。

●その他

 水温計、ネット、掃除用のプロホース、水草(ウィローモスは必須ですね。)、蛍光灯などが必要です。

 

水槽セット後の水作り

 水槽セット後、水をはり、市販のカルキ抜きを、適量入れ水道水の塩素を中和します。

 その後、パイロットフィッシュが手に入れば一番良いのですが、いない場合はバクテリアの元をいれ、1週間ぐらい水を回してバクテリアを繁殖させます。

 CRSに適しているpH値は、pH6.8〜7.0と言われていますが、余り気にする必要は無いと思います。 水あわせにじっくり時間を掛ければ問題ないと思います。 

CRS購入

 信頼のできるショップで健康なCRSを、購入しましょう。

 状態の良いCRSは、手や足を盛んに動かしながら、流木や水草などを盛んに食べています。 当然のことですが、可能な限りグレードの高い個体を選びましょうね。(^!^) 

 もちろん、病気と思われるCRS(尾っぽが白くなっているものは、私の経験からすると、余り長く生きれないように思いますの語参考まで。)

 CRSを購入したら、すぐに水槽に離さずに、袋のまま20分ぐらいつけて、水温をあわし、それから、少しずつ水をたしていきます。これを、約2時間ほどゆっくりと掛けてから放してあげてください。(水合わせ)

 

 CRSの餌には、プレコ用のタブレットなどの人工餌や、良く煮た昆布、茹でたホウレン草・タンポポ、イトミミズなどのを少しずつあげて下さい。 食べ残しが多いと水質を悪化させますので、少ない目で良いと思います。 あっそうそう、柔らかく煮た昆布は腐敗しないので、長期水槽の中に残っていても問題ないのでお勧めです。 それと、市場などのホウレン草は農薬が残留していますので、あくまでも無農薬か自家栽培したものを与えて下さい。

 番外編ですが、CRSは流木も少しずつ食べているようですので、流木にウィローモスを活着させて入れましょう。

 

水替え

 水替えは、水槽の大きさ、フィルターのろ過能力、CRSの数、などによっても違いは出てきますので、いちがいには言えませんが、1週間に1/4〜1/5程度、換えて下さい。

 CRSがじっとしていて、手足を忙しく動かさなくなったり、頻繁に脱皮を繰り返すようになったら、水質の悪化が考えられますので、早急に水替えを行ってください。 但し、このような場合も、新しい水をたす時は、なるべく時間をかけて、少しずつ換えて下さい。

 私の場合、水換えと言うよりも、底床の掃除で排出した分だけ補充するようにしています。

 

その他

 水草は必須です。 特にウィローモスの新芽はCRSの非常食にもなるようです。


直線上に配置