2002 SHOT SHOW

米国の猟銃、猟具、猟装の国際見本市 SHOT SHOW は毎年年初に開催されます SHOT とはShooting, Hunting ,Outdoor Trade の頭文字からきています。

今年の 2001 SHOT SHOW はネバダ州ラスベガスで 2月2−5日に行われました。 毎年参加して、雑誌「狩猟界」にレポートしています。今年も狩猟を 1週間お休みにして行ってまいりました。詳しくは雑誌「狩猟界」の5月号(4月1日発売),6月号(5月1日発売)に連載で載りますのでご覧ください。写真は会場の「ラスベガス・コンベンション・センターです。

私はハンターで、10月の北海道出猟から始まり、近県の猪鹿猟で2月15日の終猟日まで狩猟を楽しんでいます。SHOT SHOW では、どうしても日ごろの猟で役に立つもの、便利なものに目が行きます。こうしたものを、このページwww.JSHOT.com で紹介しております。ご質問がございましたら、ご遠慮なくメール(ここをクリック)をお寄せください。

 

今年のトピック

主催者のNSSFでは今年は過去最大の展示面積にも係わらず全ての展示区分(ブース)が各社の展示で埋りショット・ショウ始まって以来の「完売御礼」のコメントを出すに至った。2000 ,2001年度は新世紀への移行への節目の時期として、各社共にミレニアムを意識した新製品の発表をしてきたが、2002ショット・ショウではお祭り気分も薄らぎ、既に発表した新製品や新技術を盛り込んだ製品の品揃えを積極的に推進して行こうとする姿勢が見られる。従って、新製品といっても目を見張るような製品は乏しいが、むしろハンターにとっては、メーカーが新しく開発した技術が盛り込まれた製品が入手できる身近な存在となりつつあることを実感した。又、今年は星条旗があちこちで目に入る年であった。

今年キー・ワード  
流通の再編成:最近資本力のある商社がメーカーの流通部門をグリープの傘下にに収めるケースが目立つ。複数のメーカーを統合したグループが更に他の企業グループ吸収されることもある。流通の合理化が進みメーカーとしても販売力のあるグループに参画することで開発や生産に社の力を集中できて利する面が多いのだ.昨年までBLOUNT社の傘下でにあつたRCBS,,WEAVER,SPEER,FRDERAなど日本にも馴染みのあるメーカーが今年はATKグループ傘下に丸々収まってしまった。ATKは3つの事業部を有する商社で、その1事業として銃砲関連のメーカーの販売を統合して売上げを伸ばす戦略である。2002ショット・ショウではATK社が広いスペース占有して、その中に傘下メーカーが展示を展開している。大企業は自力で販売網を築けるし、小規模メーカーは細々と自前で売るしか術は無い。特に、中堅メーカーは流通改革の波にもまれること必至である。こうしたことが小さな日本のマーケットに居る我々ユーザーにどのように響くのかこれからの問題だ。戦略的な販売で知られるARMORHOLDINGグループのように大商社でも傘下のメーカーの過去の付き合いを大切にしてjshotに常に情報や商品を提供してくれる面倒見の良い例もあるので、要は企業の姿勢の問題であろう。
ショート・ファット・マグマムウインチェスターWSMに続いてレミントンからRem.SAウルトラ・マグマム装弾が発表になったことは昨年秋に「JSHOT.NEWS」で配信した通りであるが、使用できるライフル銃も出揃い、いよいよ短くて(ショート)て小太り(フット)したケースのマグナム装弾の時代が訪れた感がした。H&Hの長いケースのマグナムに比べて短いケースの300WIN.MAGの出た時は、此れを我々は「ショート・マグナム」と呼んできたが、今回のWSMやRemSAUMこそが本当のショート・マグナムと云う事になる。日本でもこれからマグナム・ライフル銃を購入するハンターは当然これらを検討の対象に加えるだろう。WSMだけならともかく、Rem.SAUMが出たために悩むハンターも出るだろう。それとも、銃は大が小を兼ねるとの考えで、長大なケースで7mmから375まで口径の出揃ったRem.ウルトラ・マグナムを選ぶかはハンターの好き好きだが、ショート・マグナムと言っても、銃のアクションは装弾の寸法さえ合えばなんでも使える訳でもないのでショート・アクション銃でもマグナムに適するかは十分吟味が必要だ。
量産カスタム仕様:量産ライフル銃でもユーザー個々の好みに合わせて仕様変更して生産される銃は基本的には量産銃であるので性能に比べて価格的に安価に提供される。例えば、新製品のウエザービー社のバーミンター「スパー・ビッグ・ゲーム・マスター(SBGM)」は重量5-3/4ポンド、マグナム口径でも6-3/4ポンドの軽量バーミンターである.此れだけなら単に軽いだけだがクリガーのハンド・ラアプッド銃身にTALLEYスタイルのスコープ・べーす&リングの採用とカスタム仕様の手法を各所に取り入れている。ユーザーの好みのレベルの向上に合わせた量産銃に各社が目を向けてきた。Rem700BDLを購入してカスタマイズするより安い費用で同等のライフル銃は手に入れば此れに越したことは無い。量産銃とカスタム銃の線引きが段々怪しくなってきた。価格だけの差なら誰にでも判るがユーザーも真贋見極める為に常に研究が必要な時代になってきた。
猪鹿猟ハンターとして気になった猟銃

レミントン社16番散弾銃の復活

レミントン社からの16番散弾銃が新製品で発表された。ポンプ式散弾銃Model870に16番が加わった。「Rem.870Exprss」「Rem.870ExpressSynthetic」「Rem.870ExprssYouthSynthtic」の3種類である。米国では散弾銃所持者は12番、20番に集中して16番は廃番状態であつた。メーカーのご都合主義の合理化策をユーザーが押し付けられていたとも云われてきた。何でも米国の真似をする日本でも16番は装弾すら銃砲店に置いていない。毎猟期最初の1匹の鹿だけは16番散弾の1号バック・ショット12粒で獲ることにしている私は装弾で苦労している。良い物は大切に残すヨーロッパでは16番は未だに健在でコンビネーション銃の散弾は16番が最適と言われてきた。12番では銃が重くなってコンビネーション銃の軽快さが無くなる。こんな事で16番散弾銃の復活を望んできたが、まさか、今年になって、16番散弾銃がレミントンから新製品で出るとは思わなかった。銃が売り出されば装弾も揃うだろう。16番装弾の旧い在庫が無いかと銃砲店へ探しに行くと「あんな時代遅れの散弾は有りません。今時16番散弾銃を作る馬鹿なメーカーは何処にも有りません」と言われたことがある。レミントンが馬鹿だろうか。16番のExprssYouthモデルはRem.870でも軽く出来ていて扱いやすくて、小柄な日本人に向くと思うが如何なものだろう

レミントン社「Model 700 TITANUM ショート・アクション・ライフル銃

レミントンModel700TITANUMは昨年30-06Spr.口径で発表された。今年はショート・アクション308あWin口径が加わった。重量はさらに軽くなり22インチ銃身で5-1/4ポンドとなり、全長も41-5/8で短くなった。レシーバーにチタンを使用して軽量化をはかり、ボルトにも最大限度の減量加工を施し、ケプラー繊維で強化した樹脂銃床にサンドブラストでサテン仕上げの精悍なルックも30−06Spr口径と同じである。此れをこのまま購入して山猟に使用するのはそれで良いだろうが新品を購入してカスタム銃ビルダーへ持ち込み銃身を捨ててアクションだけを使って7mmWSMや300WSMに作り変えれば面白いと思うだろう。本当のことを云うと実はそうしカスタム銃を手にとって触ってきた。昨年そんなアイデアを冗談半分にしていたので私の顔を見るなり実際に造ったライフル銃を得意げに見せてくれた。とにかく軽量素材ばかりを集めたマグマム・ライフル銃はどのようになるか見本のようなライフル銃であつた。マズルブレーキまでチタンで出来ていたのには驚いた。M700TITANUMショート・アクションはこうした夢の広がる製品である

ウインチェスター社「Model 9410Paker .410散弾銃

ウインチェスター社から昨年発表されたM9410散弾銃の姉妹モデルとして発表された新製品である。 20インチ銃身で弾倉容量が減りチューブが短くなった。昨年発表されたM9410はGUN&AMMOの「Gun of The Yea」に選ばれる人気銃となった。日本にも興味を持つハンターが多く昨年は問い合わせが相次いだが銃の輸入は銃砲輸入業者の仕事だ。銃砲店を通じて代理店へ問い合わされるのが良いだろう。問い合わせが多ければ輸入も早まるかも知れない。

雑誌「狩猟界」5月号(4月1日発売)、6月号(5月1日発売)に「2002ショット・ショウ・レポート」を書いております。

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