2013猟期
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月日が経つのは早いもので2013年猟期の狩猟登録が始まった。2012年の終猟日が終わると直ぐに桜の開花が始まって慌ただしい内に日が過ぎた。昨年の10月の北海道のエゾシカ猟から半年間は狩猟三昧で過ごし、4月からは全国一斉銃検査やランニングターゲット(RT)射撃大会の開催で、4月、5月、7月が瞬く間に終り射撃シーズン最終の10月を迎えることになった。 ホームページの更新も暫く休んでいて申し訳なく思いつつ今日に至った次第です。

更新時の技能講習について

3年毎の所持銃の更新に必要になった技能講習の受講が有害鳥獣駆除の専従者に指定されると免除されることになり、有害駆除の行われている地域のハンターの多くが免除資格を取得したようだ。実技試験の合格の難しさが話題になっていたライフル銃については技能講習の合格レベルに達していないと懸念されていたハンターも免除されてしまったようだ。現在のところ技能講習の受講者は有害駆除の行われていない都会のハンターだけで、立法の主旨から最も安全教育が必要と思われる出動頻度が多くて射撃技能の向上が必要な有害駆除従事者が受講の対象から外された皮肉な結果になった。新聞記事を引用させていただくと

 2013年5月12日読売新聞ーー12日午前8時20分頃、宮城県女川町鷲神浜の山中で、ニホンジカの有害駆除をしていた県猟友会石巻支部の会員で石巻市水沼、農業岡田武市さん(64)の胸に散弾銃の弾が当たった。岡田さんは搬送先の市内の病院で死亡した。石巻署は一緒に駆除をしていた同市沢田、無職新妻鉄男容疑者(82)を業務上過失致死の疑いで逮捕した。 発表によると、岡田さんら会員15人は2〜3人ずつに分かれ、岡田さんと新妻容疑者は同じグループで駆除していた。新妻容疑者が岡田さんから約60メートル離れた場所で発射した弾が当たったとみられる。新妻容疑者は「命中したシカの倒れた先で岡田さんも倒れていた」と供述しているという。

2013年5月12日22時29分   読売新聞)

思い出したくもない事だが、平成22年6月に近くの町村で有害駆除中の誤射事件で2名のハンター死亡した。この時は府下全域の銃砲所持者がそれぞれの所轄の会議室へ集められて「猟銃等所持者に対する緊急研修会」が実施された。集められた人は学生の空気銃射撃選手なども居て殆どが有害駆除とは無関係のハンターが多かった。研修会では銃砲所持者は全てが事故予備軍のように、猟銃の危険についてくどくどと警察官から教えられたが、一部の有害駆除者の不注意が全所持者に影響が及ぶことを示す例でもあった。「有害鳥獣駆除は狩猟ではない」ことを自覚している人は少ない。有害鳥獣従事者が技能講習免除されることについて、有害駆除の無い都会のハンターから不公平な扱いだとの意見が出たときに、有害駆除者は行政から駆除業務を委託された公務員に準じる労務者であって、狩猟税を支払って狩猟登録をして猟をするハンターとは別の存在であると聞いたことがある。特定の公務経験者が講習や試験を免除される例は他にもあるので、狩猟免許登録だけで猟期に狩猟を行う一般ハンターが不公平感を持つことは無いとされた。もし、これらが正しい見解であるなら、もし有害駆除で事故が生じた場合は有害従事者だけを対象に厳しい教育を義務ずける必要があらう。公務員に準じる位置ずけであれば、より厳しく罰せられることも起こりえる。非猟期中は一般の人達が野山に遊びに入ることも多いので、技能講習免除の未熟な銃砲所持者が野山をウロウロしていると思うと身の毛がよだつ思いである。有害駆除従事者の中には高齢者も多い。高齢者自動車運転講習免除の高齢運転者が公道で車を走らせているのと同じではないか? 日本のハンターに有害鳥獣駆除の義務は課せられていない。 たまたま猟銃を所持しているハンターが自由意志で参加して、自己の狩猟本能を満たしているか、行政から助成金を貰うことを期待しているか? 普通では考えられないことだ。農水省も食害防止策をハンターに頼るのはお門違いであろう。銃の一斉検査のときに警察官から「いつも有害駆除に従事していただいて有難うございます。いつでも直ぐに銃の所持許可を出しますから申し出てください」と感謝されたハンターが居れば教えてもらいたい。警察庁も農水省も同じ国家の行政機関である。 猟銃を所持して楽しい趣味の狩猟を存続させるためにハンター一人一人が真面目に考えてみる課題ではないか?

さて北海道のエゾシカ解禁の10月1日も近い。

エゾシカ解禁日は同じ道東でも足寄、陸別は10月26日からで、阿寒、釧路、白糠あたりは10月1日と解禁日が大きく異なるので注意が必要だ。

 

 

                     以上

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