<2012新製品>

超小型ドットサイト「C−MORE RST」

2012新製品として米国C−MORE(シーモア)社が発表した超小型レッド・ドット・サイト

「C−MORE RST」は2年前に発表された「C−MORE STS」のレールウエイ・

モデルである。高性能でタクティカル・プロフェシャナル用に開発された「C−MORE STS」が高い評価を得たことで、新たにユーザーの要望を受けて開発された新製品である。ドット・サイトではモデルチェンジすることなく10数年の長期の販売実績のある「C−MORE」で知られる会社の製品だけに早くから超小型モデルの開発が市場の要望であった。市場の超小型ドットを研究し尽くして遅れること10年、ようやく発表された「C−MORE STS」サイトは僅か2年で市場の人気を勝ち得た。今回ニューバージョンとして「C−MORE RST」を発表した。「C−MORE RST」は性能的にSTSと変わらないが、日本のハンターとして私が予てからC−MORE社に要望していた特長を満たしている。最大の特徴は「STS」が種類の多い世界中のプロフェショナル銃器に適合させるためにサイト本体とマウントが別売になっていたところを「RST」ではウイバーやピカティニー・タイプのベースに適合するマウントを本体と一体化したことだ。これにより、マウント部分の厚さが本体に組み込まれて、コンパクトになった。レンズの中心がマウントの高さだけ低くなり狙いやすくなる。更にレンズの形をやや楕円形から円形に近づけて視野を大きくしたことだ。

日本のハンターの殆どはライフル銃やスラグ散弾銃にライフルスコープを装着する場合にウイバースタイルのベースをレシーバーに取り付けることが一般的である。ウイバー・ベースが付いていれば「C−MORE RST」は付属のL型レンジ1本で装着できる。ブローニングBARなど半自動ライフル銃などで射撃にはライフルスコープ、狩猟ではドットサイトと簡単に置き換えて使うことも出来る。「C−MORE STS」を日本で2猟期イノシシやシカの猟で使ってきた経験では、50m以内の走るシカにこのサイトで弾が当たらなかったら何を使っても無駄だと思えるほど気に入ったものだ。50年間あらゆるドットサイトを試用してきて秀逸といえる部類に入るドットサイトとの個人的な感想を持っている。

ドットの大きさはライフル銃用に3.5MOAと 散弾銃用に 7MOAの2種類があるが

ドットサイトのドットの大きさは個人の視力や周囲の環境によって、滲んで大きく見えたりするので

厳密に捉え難くライフル銃でも散弾銃でも3.5MOAを選ぶのが良いだろう。

使用しているハンターの報告では、更新時実技講習のライフル銃射撃で「C−MORE STS」を装着したライフル銃で的紙の黒点に赤いドットを重ねるだけで20発全弾が的紙に命中したとの報告もあるので精度の高さは充分に足していることになる。

「C−MORE RST」の特徴

超小型軽量:長さ 50.98mm X 幅 29.58mm X 高さ 37.34mm、 重量 31グラム

アルミ合金製の堅固構造:超小型モデルに有り勝ちな遊びのない、精密なドット上下左右調節可能

精度重視設計:ロック付きでドットが反動で不用意に動かない。パララックスフリー設計

防水: 水面下1メートルまで

マウント一体型: ウイバーまたはピカティニー・タイプのベースに適合

側面バッテリーホールダー: 電池交換に本体脱着の必要なし

ドット輝度スイッチ付き: ON−OFF、自動、手動 切り替え

CR2302バッテリー使用:全国のコンビニで購入容易

レーザー光線防眩特殊コーティング・レンズ  タクティカル用途を考慮

 

欠点 1. 

 高価:市販ドットサイトの価格を大雑把に4段階に分けると3以上の相当

1.          1万円以下 オモチャ類

2.          3万円〜4万円 ハンターの最多購入価格帯

3.          6万円前後  別売マウントを含む ヨーロッパ製輸入品など

4.          10万円以上 官需用サイト、C−MOREアルミニュームなど米国輸出禁止モデル

欠点 2.

 スクリーン式でチューブが無いので嵩は極めて低く小型であるが

発光モジュールとレンズの間にゴミや雪が付くとドットが見えなくなる。

 スクリーン式ドットサイトの特徴を知って生かした使い方が必要

                                                 おわり