金魚が病気になった
金魚が病気になった
金魚の病気にはさまざまな種類がありますが、屋内の水槽で飼育している場合、基本的に原虫、寄生虫、細菌などの感染の可能性は高くありません。ある程度長い日数飼育していて、急に様子がおかしくなったとしたら、最初に疑うべきは水質の悪化です。特に身体にカビの付いている金魚が複数見つかったら、まず水質が原因だと思って間違いないでしょう。その場合、次のような処置をしてください。ただし、治療の結果に関しては責任を持てませんので、あらかじめご了承ください。
●治療法
- バケツに新しい水を汲んで水槽と同じ温度にします。水温調節には湯を使います。
- バケツの中に塩素中和剤を入れて塩素(カルキ)を抜きます。
- さらにバケツの中に塩を入れます。水1リットルにつき5g〜30g入れます。分量は症状によって加減してください。5gというのは、小さじ山盛りいっぱいくらいです。
- 病気の金魚をバケツに移します。
- ヒーターなどでバケツの中の水温を徐々に変化させ20度前後に保ちます。夏はクーラーのある部屋に入れてやりますが、温度を急変させてはいけません。
- エアレーションを十分に効かせ、暗くしてやります。このとき、病気の発生した水槽で使っていた濾過器を使ってはいけません。また、餌はやってはいけません。この状態で3日くらい置いておきます。これで、助かるものは助かります。
水槽の水も早急に変えてやりましょう。
●ポイント
- 水を見た目で判断しない。特に底面吸引式の濾過器の場合、水が澄んでいても腐っていることがしばしばあるので注意。
- 病気の金魚と健康な金魚を隔離する。
- 水温の温度合わせはきちんとやる。
- 温度を急変させない。寒いからと言って、急に温度を上げるとカビの方が急速に繁殖して金魚を殺してしまう。
- 水槽の水は使わない。水質の急変は好ましくないが、悪い水を使うよりはマシ。
- 病気の金魚はバケツのように周りが透明でない容器に入れて暗くしてやる。
- 水1リットルにつき5〜30gの塩と言うのは多すぎるように感じるかもしれないが、思い切って入れる。ただし、重症でなければ5gくらいから。
- メチレンブルーは金魚の症状が観察できないので好ましくない。効果は塩と大差ない。
- 餌をやらないのは水が汚れるのを防ぐため(塩水ではバクテリア浄化ができない)。治療が長引くようなら適宜餌をやり、水をすべて取り換えてやる。
最後に、たかが金魚とはいえ、丹精込めて育てていれば、その死は大きな心の痛手となるでしょう。特に自分の不注意や怠慢から死なせてしまった場合、強い自責の念に駆られるかもしれません。しかし、生死は神の領域です。できるだけのことをしてやったら、あとは結果を受け入れるしかありません。