(2015.06.03)

Pentax Optio 30

ネット情報がほとんどないので、簡単にまとめておく。

Optioシリーズのローエンド機種で、外観は恐ろしいほどチャチだが、実はけっこうな隠れ名機。少なくとも、このクラスでこれだけ練られた機種は他にない。つか、元になった上位機種(恐らくOptio S40やOptio 43WR)からこいつを作るときに、うっかり機能を削り忘れたんじゃないか?(^_^;

主要諸元
発売情報2004年3月/オープン価格(当初店頭価格2万円前後)
クラス[高級機・中級機・普及機・廉価機(主に海外市場向け?)
撮像素子1/2.7"CCD/原色フィルター/インターレース転送
画素数320万画素
画像サイズ300万/200万/XGA/VGA
レンズ38-114mmEQ/F2.9-F5.0
マクロ2cm〜50cm(広角端固定デジタルズーム可ストロボ発光可
測距モードAF/マクロ/遠景/MF
ISO感度ISO 50/100/200/400(*3)/Auto
露出情報露出フル表示+ヒストグラム表示可能(撮影時&再生時)
画質調節可能(シャープネス/彩度/コントラスト)
セルフタイマー10秒/2秒
光学ファインダー0.39x-1.01x(*2)/77%(広角端実測)
LCD1.6"TFT/8.5万画素
メディア内蔵メモリ約16MB/SDカード(容量記載なし(*1))
USBUSB1.1/mini-Bマスストレージクラ ス(OS/2可)
ファイル名ナンバー継続可能(PC転送時にファイル名がカブらなくて済む)
設定保持可能(項目ごとに保持/初期化を選択可能
電源単三×2本/CR-V3(電池ボックスはSDカードスロット兼用)
(*1) 2GBまでの動作報告あり。ただし、32MBを超えると起動がかなり遅くなる。SDHC認識不可。
(*2) 取扱説明書にファインダー倍率まで明記してある。な〜んて律義なメーカーなんだ!!
(*3)1/2.7"にしてはISO 400の画質も比較的マトモ。ISO 200なら使えるレベル。

●電池寿命および電池交換/SDカード交換に伴う設定のリセット対策

電源はそんなにヘタリ強い方じゃない。外に持ち出すなら、Li単三かエネループ推奨。キャパシタは準即死型。電池交換やメディア交換で、設定がリセットされてしまうことが多い。ただし、チャージ電流を制限しているせいか、リチウム二次電池としてはけっこう寿命が長い方(多分10年くらい持つ)。一見即死型になったように見えても、数時間チャージすると、電池交換くらいは持つようになる。それでもやがて完全に即死型になるのは避けられないが、その場合は; ようにすれば、実害はほとんどなくなる。なお、キャパシタを電気二重層コンデンサに交換するのも難しくはない(と言っても、多少の改造技術は必要だが)。

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