Excelのバージョン4.2を使い始めたのは1994年のことです。このExcel4.2上の3D簿記システムでもDSUM()関数の埋込方式を踏襲しましたが、DSUM()関数の条件を仕訳月と勘定科目の両者とすることにより、一つのファイルで1年間続けて経理を行うことができるようになりました。また、勘定科目の設定をできるようマクロを組みました(96年1月)。この間のパソコンハードウエアの進歩は著しく、処理スピードも快適なものになりました。したがって、上の1と2の問題はかなり改善されました。このExcel4.2での3D簿記システムは97年6月頃まで使いました。
DSUM()関数の埋込方式によるExcel4.2上の3D簿記システムが会計レポート作成の任務を果たしてきた代表的な会社には以下のものがあります。なお、いずれも現在では最新バージョンの3D簿記システムを使用中です。()内の数字は2001年8月現在の従業員数を表わします。
- 外資系半導体設計会社で1994年9月の従業員数4人時代から(23人)。
- 外資系第2種VAN事業会社で1997年1月の従業員数2人時代から(11人)。
- 日本資本のソフトウエア開発会社で1997年6月の従業員数31人時代から(46人)。
- 外資系のWEBビジネスを行う会社で2000年7月の従業員数3人時代から(8人)。