雪って危ないよね by TAKEさん

 

こんにちは、TAKEです。

僕はスキーに行く時は、たとえシーズン始めで、道に雪が無いとあきらかにわかっている時でも、きちんと装備を持っていきます。それは自分のためではなく、みんなのためです。同乗者、対向車、自分の車の前後の車のために・・・ 自分のケガは自業自得だけど、もし事故を起こして渋滞でも起こしたら、せっかく楽しみにスキーしに来てるたくさんの人たちに迷惑をかけるから・・・

山の天気は変わりやすいって言うけど、ホントにその通りなんですよね。朝晴れてても夕方には雪だらけ、ナイターへの行きは何とも無かったけど、帰りは凍ってるとか・・・ 僕が住んでるところは、年に1〜2回ちらほら雪が降る程度のところですが、一応3時間ほど北上すれば、いくつかスキー場があります。信州なんかにくらべると、シ−ズンも短く、規模も小さいけど、滑ってる人たちの真剣さはまったく同じです。

スキー場に向かう道って、細く曲がりくねって、さらに脇道なしというのが多いですよね。Uターンもできないような・・・ まして雪が降ると、道幅の間隔がさらにわからなくなります。そんな中で、もし帰り道、事故が連鎖的に起こって渋滞で何時間も立ち往生して、その間に日も暮れて気温も下がって、どんどん雪が道に積もってきたら・・・ そんな進むことも戻ることもできず、助けも当然これない状態になった時、装備を持ってなかったら・・・ ガソリンが無くなってきたら・・・ そんな会話を、これからスキーをはじめようっていう友人とよくします。そんな時、僕よりも、さらに雪になれてない友人達はこう言います。

”携帯電話で助けを求めれば助かりそう・・・”

でも、実際には携帯電話がつながるところって少ないし、それにつながったとしても、上に書いたように道が狭いので助けにこれないし・・・ ひどい時には、スキー場の人が道を滑って行って、助けたりするんだよって言うと、

”でもそんな事って、このあたりの話じゃないだろ”

って言いますが、あるんです、これが・・・ 上に書いたような、雪があんまり降らない地域でも、年に何回かあるんです。

僕のよく行くスキー場が、まさにそんな感じの道で、さらにその下のスキー場からも合流してくるし、なんせ山の下の道までは脇道はないんです。そこでやっと山の下に降りたら、夜中12時ていうのが年に何回かあります。原因は、上に書いたような状態で、連鎖的に事故が起こる時です。そんな中、それに対応する用意をしてないとどうなるんだろう? ”そんな状況になったらなったの時”じゃあ間に合わないし、へたすると命にかかわります雪道は”習うより慣れろ”かもしれないけど、少しだけでいいから予備知識と、最低限の用意を持って行きたいですよね。

車の事前点検をきちんとすること  チェーン等装備をきちんと持っていくこと  ガソリンは余裕を見ておくこと

以上は僕の経験からの最低限の用意です。

また、チェーンをできるだけ遅くはめることがかっこいい、と思ってる人がいるけど、それは逆だと思います。上にあがればあがるだけ雪も増えて、道も狭くて急だし・・・ めんどくさいっていうのもあるんだろうけど、それより的確に道路状況を見極めて、F1のタイヤ交換並みの早さでチェーンを取りつけて、狭くて急な坂でチェーンをはめてる人を尻目に、余裕を持って走っている方がかっこいいよね・・・

それと、これは自分が経験して初めて分かったんだけど・・・

去年、4WDに初めて乗り換えたんだけど、2WDにくらべると走破性能がすごい!スタッドレスを履いてると、もう鬼に金棒って感じ! けど、その性能のおかげで、雪道が雪道じゃないような錯覚に陥ってくるんです。信州なんかに行って、雪道を長く走ると、特に思います。だから、2WDよりむしろ、4WDの方が気をつけないとだめだと思います。知らない間にスピードが上がってたりとかするので・・ もちろん、いくら4WDでもスタッドレスだけじゃなく、チェーンも常に持っておくべきです。 ・・・やはり最後に頼れるのはチェーンだと思うので・・・

 

 

 

最後に頼れるのはチェーンというのは、わかるような気がします。

TAKEさん、経験談や、たくさんのお話、ありがとうございました。 

1999/11/7アップ