食べものに関して
        

 

最近、口にするものが、まともな食べ物かどうかさえわからない時代になってしまっている。

狂牛病問題では、先日、米国牛肉の輸入解禁が決まった。
あやふやな基準で、米国の若い牛なら大丈夫ということらしい。
ほんとうに大丈夫なのだろうか、と思う人は多いと思う。
僕のその一人で、たぶん米国産は食べないと思う。

おかしな話で、日本産は全頭検査をされているが、米国産は、若い牛ならいいらしい。
ほんとおかしな基準だなぁと思う。

これを書き上げてアップする前に、危険部位混入で再度輸入停止が決まった。
また、米国政府の圧力がかかれば、輸入されることになるのかな。。。(最後に記事追加があります)

 

 


最近は僕も、食べ物に関して、ちょっとうるさいくらいの感心を持っている。
コンビニに入っても、食べ物で買うのは最近は食パンとかだけ。
どうしても食べ物がなくて困っているときだけ、コンビニでおにぎりとかを買うようにしている。

 


パンの中にも添加物だらけのものも

 

 

以前、ちいさなこどもにチョコレートをよくあげていた。
そのこどもが太らないように、人工甘味料の入ったカロリーゼロのチョコレートをあげていた。
うれしそうに食べるのを見て、僕は喜んでもらえてとてもうれしかった。


とても甘くても、カロリーゼロ
   

ある時、本屋でいろいろ本を見ているとき、食についての危険性をしらせる本があった。
その人工甘味料についても載っていたので、読むと、
脳神経に影響を与え、てんかんをおこすようになることもある
、と書いていた。

    
僕はときどき、そのこどもが薬を飲んでいるのを見ていた。
実は、そのこどもが飲んでいたのは、てんかんの薬だった。
いつしか、そのこどもはてんかんをおこすようになっていたのである。

そのことを知って、実際僕のせいかどうかわからないけれど、非常に罪悪感を感じて、
いたたまれなくなってしまった。
そのことを思い出すたび、今でも申し訳ない気持ちでいっぱいになってしまう。

  
そういった人工甘味料は、今、ジュースやビール、チューハイにも入っている。
カロリーゼロ といううたい文句の商品が、たくさん売れている。
ダイエット食品にはたいてい入っているし、健康食品、健康飲料というものにさえ、たくさん入っている。

最近は特にキレるこどもが増えていると言うけれど、
こどもは薬品の影響を受けやすく、ひょっとしたらなにか関係があるのかもしれない
と思う。


ビール、チューハイ、ジュース、お菓子にも人工甘味料

 

 

 ビジネス向けの雑誌に載っていたコンビニのお弁当の話。

ある養豚場の業者が、コンビニで売れ残った弁当を豚に与えていた。
繁殖用の母豚に、コンビニの弁当を与えていた。
賞味期限切れの弁当を格安で手に入れられるので、えさ代が浮くとよろこんで与えていた。

しかしコンビニの弁当を与えていた母豚からは、奇形や死産が劇的に増え、産まれてもすぐに死んだりすることが多かったという。

 

 

先日、とあるファミリーレストランの社長の話で、
「これから食の安全に配慮した食材を中心に使っていきたい」
というような話があった。

   

 

ファミリーレストランや外食産業は、コンビニ弁当とは違って、合成保存料などの添加物の表示が一切義務づけられていない。
とすれば、さんざん保存料を添加された薬品だらけの食品を出されていたとしても、食べる人はさっぱりわからない

たいていのファミレスの食べ物はおいしくないけれど、薬品が入っているからかもしれない。

ファミレスでは、レトルトパックに入った食材を温めて出すだけのことも多いという。
また、チェーン店の居酒屋もたいてい、レトルトみたいなものが使われているという。
いったいほんとうに安心の出来る食べ物を、外食で、僕らは食べることが出来るのだろうか。

  

なんでおいしいのかわからないラーメンには、
化学調味料がたっぷり入っていることも

 
  

  

とある大手スーパーに勤める友人がいる。

その友人が言っていたのは、
「食材売り場の人間は、誰も(自社の)食材を買って帰る人はいないんです。合成保存料がたっぷり入っているので怖くてたべられない、と売り場の人が
話してました。」



スーパーに勤める友人の話を聞いて、コンビニの味のしないたまごサンドを思い出した。

昔コンビニで、僕が気に入って買っていた食べ物は、たまごサンド。
いつもいつもおかしいなぁと思うことがあった。
たまごサンドのくせに、たまごの味がしないのである。

コンビニのたまごサンドは、たまごの味がきえてしまうくらいの、合成保存料が入っているのだろう。
どうりで腐りやすいたまごサンドが腐らずに売られているわけだ。

  

たまごの味がしないたまごサンド

  

それを考えたら、コンビニのおにぎりもそうだろう。
腐りやすいはずのシーチキンマヨネーズとかが売られている。
また、生が売りで、傷みやすいはずの寿司も、それも夏場でも売られていることがある。

 

マヨネーズの味がしないシーチキンマヨネーズ

  

賞味期限はあるけれど、販売する側にとっては、売った食品で食中毒になったら大問題になる。
だから、これでもか!これでもか!!といわんばかりに合成保存料を入れておくのだろう。

そうすれば、たとえ米がかちかちになっても、たとえ米がひからびても、食べ物自体は腐らない。
だからコンビニ弁当で食中毒が起きないのだろう。


合成着色料、人工甘味料、合成保存料、化学調味料がほとんど入る僕らの食事。

さらに、ほんとうに安全か疑わしい米国産の牛肉。

国は安全と認めているらしいけれど、ほんとうに生きている間ずっと食べ物を通して身体の中に入っていっても、はたして安全なのだろうか。。。
  

僕はインスタントラーメンやスナック菓子を食べたら、急に身体がかゆくなることも
アトピーの方は、食べ物にチェック入れてみてください

2005/1/22

 

 

 

鹿児島の医薬従事者の友人より、メールが届きました。
米国産牛肉の狂牛病問題に関する内容でした。
ぜひともHP上で紹介をしたいとお願いをし、了解を得たので、こちらでアップさせて頂きます。


 

元気にしてますか?寒い日が続いているのでスキーにはもってこいの季節かと思いますが。

さて、食べ物ねたで小話を1つ。



BSE問題で米国産牛肉が輸入できなくなりました。鹿児島は牛肉の産地ですので、肉牛生産者から聞いた話を書きます。
 

 
米国産牛肉の輸入の基準は、生後20ヶ月以下とされています。

なぜ20ヶ月かというと、アメリカの牛は効率最優先(安全性と品質は無視?)で生産していますので、肉質はあまり考えていなく牛がある程度大きくなった20ヶ月以下で、ほとんど肉にするそうです。

若い牛のほうがうまいんじゃないか?と聞いたら、牛はある程度育てないと良い肉質にならないらしく、その農家では20ヶ月以下の若い牛は出荷しないということでした。

また、若い牛は育てる期間も短いので、飼料も少なくてすみます。(=安く生産できる) 

 
 

「危険部位を除去する」という点は評価できますが、解体時に異常プリオンで汚染するリスクは否定できないため、すべての牛で異常プリオンの存在を否定する必要があります。

ちなみにBSEの原因となる異常プリオンを除去するのは、ほぼ不可能です。熱や化学薬品にきわめて安定で、通常の滅菌方法では滅菌できません。異常プリオンの除去(不活化)には「燃やす」ことが推奨されています。
 
 

プリオンとは、蛋白質の一種で普通に存在していますが、異常プリオンと正常プリオンが異なるところは、分子の立体構造だけです。

プリオンはただの蛋白質ですので、細菌やウイルスなどと異なり増殖能力はありませんが、異常プリオンが正常プリオンに接触することにより、正常プリオンの立体構造を変化させ、異常化させるといわれています。 

 
 
プリオン病と言われる疾患は牛以外にも存在することが知られており、ヒトではクロイツフェルトヤコブ病(CJD)があります。

イギリスで問題になった変異型クロイツフェルトヤコブ病(vCJD)は、牛のBSEがヒトに伝染したのではないかと考えられています。

 
「安けりゃいいじゃん」という消費者もいるのも当然ですので、輸入してもかまわないと思うのですが、全ての商品にどの牛を使ったのか表示する必要があるでしょう。(それは無理?)
 
 

この問題で一番納得いかないのは、アメリカは日本の牛は危険だといって輸入していないのです。

自分たちの牛はろくに検査もしないで、理由も無く安全だといって、日本に押し付けています。
いわゆるDouble Standardで、アメリカの都合がいいようにしているところに、日本政府は何も対応していないことが問題です。

例えば、日本製の牛肉加工製品どころか、カレーのルーなど(牛肉エキス入り)は米国内へ持ち込めません。

 

話は変わりますが、インドではなぜ牛を食べないかという話を聞いたことがあります。牛を食べることによって病気になるためヒンズー教では牛を食べることを禁止したとか? ほんとかうそかわかりませんが、さすがチャクラとアーユルヴェーダの国だと感心したことがあります。
 
 

商売柄、生物学はいくつか知っていますが、人間の知識はしれたもので、教科書に載っていることで説明できないことがたくさんわかってきました。

例えば、プリオンなど蛋白質は分子が大きいので血液中へ吸収されるはずが無いと考えられていましたが、vCJD(変異型クロイツフェルトヤコブ病)では、異常プリオンが吸収されて、しかも神経細胞へ到達している可能性が指摘されています。そうでないとvCJDの発症が説明できないのです。実際のところなぜ発症するのか良くわかっていません。

 
最近の生物学でHotな話題といえば、RNA(リボ核酸)はきわめて不安定で、あっといまに分解されるものと何十年も考えられていましたが、つい数年前に2本鎖にするとすごく安定だということがわかってきました。(この関連の研究で某大学の研究者の論文捏造が問題となっています)

過去の常識は否定されるものかもしれません。

 
 
最後になりましたが、異常プリオンを摂取したからといってすぐにvCJD(変異型クロイツフェルトヤコブ病)を発症するわけでなく、ある程度の異常プリオンを摂取しないと発症しないと言われていますので過剰な心配はいりません。
 
 

話は長くなりましたが、お元気で。