バンジージャンプ

以前、サークルで大阪のワールド牧場に行って来ました。いろいろ遊んで、バカ話に花が咲いて、露天風呂つきの温泉に入って、天気も良く、なかなかよい1日でした。もちろん予定どーりバンジージャンプもしました(飛んだのは、水原君と僕の二人だけ)

落ちるところは20mの高さで、たいしたことはない高さなんですが、それでも上から見ると、人が小さなカタマリにしか見えないんですね。階段を一番上まであがってゆき、鉄塔の上の突き出た部分にゆっくりと歩いてゆくと、足元の金網越しに地面が見えるのです。その地面が遠いのなんの。また、風が少し強く吹いていて、風にあおられて少し鉄塔が揺れるんです。これが、ちょっとまたスリリングなんですね。

横では、水原君が恐怖を払いのけるように、バカなことをしきりとつぶやいていました。高いところで見る、ふざけたことを言う水原君を見て、やっぱり「なんとかと煙は高いところに行く」んだなぁと妙に感心してしまいました。じゃんけんで水原君に負け、ぬあんと!僕から飛ぶことになり、せっかく飛ぶんだからおもしろい飛び方がしたいと思い、係員に聞くと「ロープを足に挟んで飛び降りる方法もあります」軽く言われた。軽く言われてやらないとバカにされそうなので、足にはさんで頭から落っこちてやった。

もう気分は最高! 死にそうなくらい・・・

耳は風を切る音がゴーという音がし、下のエアーマットがものすごい勢いで近づいてくるのがはっきり見えたかと思ったら、ものすごい勢いで遠ざかる。横を見れば、ギャラリー(見物客)がこっちを見ているのが見えたかとおもえば、青空が見える。その後は、一体どこを向いているのか、さっぱり分からなくなってしまった。なんか、ドラエモンのポケットの中のような感覚だった(入ったことないけど)

気がつけばマットの上におろされ、さかさまで平衡感覚がなくなってしまっていたので、マットの上でヨロヨロオタオタしてしまった。マットの上も、何かおもしろかったなぁ。そして、つぎの水原君の飛ぶのを眺めていると、水原君も足にはさんで顔を緊張させて飛び降りていた。さすが水原と思った。その飛び降りる気持ちでスーパーの売場の値段も下げてほしいと思った。

けどバンジーははっきしいっておもしろい、すごい、たまらない。今度機会があれば、もっと高いところから落っこちたい。今度はみんなで、バンジーツアーなんておもしろそうだなあ。バンジージャンプのできるところは、あちこちあるのは知っているけど、どこがすごいんだろうか。飛ぶからには失神するくらいの所から落っこちたい。

よくロープ切れたらどうするんだと聞かれるけど、そんなこといったら何もはじまらない。切れたそのときに考えればいい。どうせ人生なんて、この世界に生まれてきてからは、バンジージャンプの繰り返しのようなもの。 バンジージャンプよりも、スキー場でであった急斜面に、下手だから滑れないのがわかっていても、無謀にも突っ込んで行くという、あの瞬間のほうがものすごく興奮する。なんど、滑落したか。なんど、コースアウトしたか・・・

バンジージャンプは、とってもおもしろい経験でした。ぜひとも、みなさんには一度は体験して欲しいものです。