TV drama..28 (日本テレビ系)                                     20041018-21放送 * トーク/2006107

サボテン・ジャーニー

         

:・・・・ふぁぁ〜〜田辺さんのファンでよかったぁ〜♪(笑)

:・・・・ん〜〜うん・・うん!(笑)

:・・・・翔、眼がうるんでるよ。(笑)

:(笑)・・・・何だかね、この作品を観るたびに、さっき夢が言ったみたいに、「田辺さんのファンでよかったぁ〜♪」って、そういう気持ちにさせてもらえる・・・何度観ても、どれだけ時間が経っても、そういう気持ちにさせてもらえる、って、なんて幸せなんだろう、と思ったらもう・・・・ 

:そういえば、さっき一緒に観た時、最初の数分で、もう「泣けてくる〜」って言ってたよね。(笑)

:久しぶりに観たせいかなぁ、始まって数分後、タイトルバックに主題歌の「帰省」が流れるよね。 もうそれを聴いただけで、じーんと・・・・(笑)

:それだけ思い入れも深い、ってことだよね。 

:そうだね・・・うん、思い入れ深いね。 何だろう、田辺さんがこういう作品に請(こ)われて出演する、ってだけで、十分幸せに思えたから。(笑)

:ん〜〜、そうかそうか。(笑)  まったく、たまにこういう作品を見せてもらえるから、田辺ファンをやめられない、ますます嵌(は)まって行く、って気がする。 (笑)

:ほんとに〜(笑)

★    ★    ★

:それにしても、なんだろうなぁ、田辺さんのこの「人間臭くない感じ」って。 かと言って、決して冷たいわけではなく、ほのぼの温かくて。 観てるとほんとに「きみはペットか?」と思ってしまう。(笑)

:ふふふ・・・うんうん。 でも、そういう人だから、「人間カーナビ」なんていう突拍子もない役が出来るんだろう、とも思うんだよね。

:そうだよね〜、ちょっとでも男臭さ、みたいなのが感じられたら、カーナビとして気軽に車に同乗させられないものね。 田辺さんを人間カーナビに採用した試験官は見る眼がある!(笑)

:それって、30代半ばの立派な大人の男としてどうなの?ってのはあるんだけれど(笑)、こういう役を振られて、完璧に無臭になれる、って、ものすごいことなんじゃないか、とも思うし、そのあたりは、田辺さんだから出来たのかな、とも思うしね。

:うんうん。

:共演者が小林聡美さんや市川実和子さん、脚本が荻上直子さん、与えられた役が人間カーナビ、って、こんなに興味深い条件が揃うことって、そうそうあるもんじゃないから、すごくすご〜く嬉しかったし。

:翔は以前から、小林さんを、田辺さんと共演して欲しい女優さんのひとりだと言ってたんだよね。

:うん。 何だろう、彼女の持つナチュラルな感じ、というか、まったくの自然体、というか、すんなり役に溶け込んでいる感じが、私は、とてもとても好きで。 でも、そういうところって、ある意味、田辺さんとは相容(あいい)れないんじゃないか、という思いもあったし、でも、だからこそ組ませてみたい、ってのがあったわけだけれど。

:うん。

:市川さんは、もう何度か共演してて、田辺さんとどこか似た波長を持っている人、という感じがしてたし。・・・何と言うか、ファンタジーとはまたちょっと違う・・・ん〜・・・作り物めく、というか、いい意味でどこか現実離れしている、というか・・・・(笑)

:ふふ・・・うんうん。

:荻上さんに対しては、このドラマに田辺さんが出演すると知ってから興味を持ったんだけど、とても心惹かれる仕事をされてたので、楽しみだったし。

:裏切られなかったよね。

:うん! それぞれの役が、本当にそれぞれにフィットしていて、そういうところでも感動したりしていたわけだけど。(笑)

:ナビオは、まさに、田辺さんでジャストフィット!だった。

:田辺さんだけじゃなく、ね。 小林さんにしても、市川さんにしても、ジャストフィットだったと思う。 

:そうだねぇ・・・

:プロデュースも絶妙だったよね。 荻上さん脚本で、演じてるという感じがまったくない小林さんと、どこかマンガチックな市川さんと、どこか浮世離れしてる(笑)田辺さん、というトライアングルを組ませたストーリーにする、という・・・

:浮世離れ・・・!(爆)

:(笑) あ・・はは。 いや・・・なんかね、いい男なんて、世の中にいくらでもいるじゃない。 だけど、これほどまでに安心感を与えられる男が、この世の中にどれだけいるんだろう、と思ったら・・・・(笑)

:うははは〜〜そうかそうか。 すごいね、ひょっとしたら、そのあたりが、俳優・田辺誠一の最大の武器、ってことなのかもしれないよね。(笑)

:・・・・・・・・

:・・・・・・ん?

:・・・・いや、実際そうなんだよね。そのあたりが、きっと、田辺さんの最大のチャームポイントなんだろう、という気がするんだけど、だけど逆に、それだけじゃつまんない、と思ってるワガママな自分がいて。 これだけのものを観せてもらってなお、それだけじゃないだろう、もっともっと違う貌(かお)も持ってるだろう、とか思ってしまうわけで。

:わ・が・ま・ま〜!!(笑)

:(苦笑)

:ちゃんと半年前に船木健一(@恋人はスナイパー劇場版)を観せてもらってるっていうのに!!

:は・・・はは〜・・・・まったくね〜、貪欲にも程(ほど)がある、と自分でも思うわ。(笑)

★    ★    ★

:ちょっと深い話になっちゃうかもしれないんだけど。

:うん。

:リアルタイムで観てた時、翔の中で、この作品に対する印象が劇的に変わった、というポイントが、たぶんあったんじゃないかなぁ、って気がしたんだけど。 今話した、役とか共演者とか作品とかに恵まれた、ってだけじゃないところで。

:・・・・・・・・

:すごく印象的だったのは、リアルタイムで最終回を観終えた時に 翔がBBSに書いていた、

  
「追い掛けて追い掛けて、捜して捜して、7年掛けてやっと見つけた!ようやく辿り着いた!やっと              掴まえた!!――と、今は何だか、そんな気持ち。(すぐにまた逃げられるかもしれないけど。笑)
  橋口監督、届いてますか?――田辺誠一が‘ここ’にいます!!――」
BBSpickup参照)

という文章。 何だかこれを読んだ時、このドラマが、田辺さんにとって ただの出演作品というだけじゃない、特別なもののように感じられたんだけど。

:う・・ん、いや、田辺さん自身の気持ちというのは、私には、本当のところはどうなのか解(わ)からないからね。 だから、田辺さんにとって、と言うより、私にとって、と言ったほうがいいと思うんだけど。

:じゃあ、その、翔にとって、というあたり、もうちょっと詳しく。 あたしとしては、上の文章というのは けっこう衝撃的だったので。

:・・・・以前、『ハッシュ!』(橋口亮輔監督)の勝裕を観た時に、あまりにも自然に田辺さんと勝裕が重なり合って見えたので、本当にびっくりしたんだよね。 「演じている」ということをまったく感じさせない演技、それでいて、田辺誠一の持ち味を十二分に引き出した演技、というのかな。

:うんうん。

:だけど、私が観てて思ったのは、あんなふうに、役と俳優が完璧に練り合わさった演技には、「そこ」から抜け出せない窮屈さ、みたいなものも、同時にあるような気がしたんだよね。 
  一種の頂点に辿り着いた、というか、極
(きわ)みに達した、というか、その満足感・充足感はもちろんあるんだけれど、一方で、「そこに収まって欲しくない、留(とど)まって欲しくない」という、観客(ファン)としてのわがままな欲求というか願いも またあって。

:うーーん。

:今にして思うと、私は橋口監督に嫉妬していたのかもしれない。(笑)

:嫉妬?

:うん。 橋口監督の田辺誠一への理解度、というのは、ものすごいものがある、と私は思っていて、それこそ、頭のてっぺんからつま先まで、見透かされている、丸裸にされている、という感じがして、うまく言えないけど、橋口監督に田辺さんをさらわれてしまうんじゃないか、とさえ思ってしまったんだよね、勝裕を観た時に。(笑)

:・・・えーーっ!?(笑)

:いや、実際にそんなことはありえないんだけれど(笑)、でも、もし、あの映画を公開当初に観ていたら、私は随分と ヤキモキさせられたんじゃないか、と思う。(笑)

:ふーん・・・

:幸か不幸か、実際に映画を観たのは、公開されて随分経ってからだったので、その間に田辺さんのいろんな他の役に接することが出来ていたから、「ああ、橋口さんに引っ張られずに帰ってきたんだ」(笑)と感じられて、だから勝裕もすんなり受け入れられたような気がするんだよね。

:帰ってきた・・・ね。(笑)

:いや、たぶんそんなこと、誰も思わなかったと思うんだけど。(笑) だから、これはもう、私の勝手な思い込みで妄想で空想でしかありえないんだけれども。

:うんうん。

:でも、ずっと、モヤモヤと漠然とした不安を抱えてたのも事実で。 
・・・もし、勝裕を演じたことで、田辺さんが、自分の俳優としての方向性を、ああいうところに見出して、仕事を選ぶようになったら・・・そして何よりも、監督やプロデューサーが、ああいう役ばかりを田辺誠一に与えたいと思うようになったら・・・・

:・・・・うーん・・・・

:それはそれで、素晴らしい名優の誕生、ってことになったかもしれないんだけど。 だけど、そうなったらそうなったで、たぶん、どんな名監督だろうが敏腕プロデューサーだろうが、根本的なところで、あの「栗田勝裕」を超す役を田辺さんに与えることは出来ないだろう、って気もしたんだよね。

:・・・・・・・・

:『サボテン・ジャーニー』のナビオを観ながら思ったのは、田辺さんが、誰かが歩いた道の上や、誰かが招いてくれた道の上を歩くんじゃなくて、ゆっくりとではあるけど、自分の五感と肉体を使って、確実に自分だけの力で、まっさらな「俳優・田辺誠一の道」を切り拓いて歩いて行ってるんだな、と・・・ 今までのすべてを、全部全部大切に持って、そして進んで行くんだな、と・・・

:・・・・・・・・

:いや、田辺さんに限らず、俳優という仕事をしている人は、皆そうなんだろうとは思うんだけど。 ただ、私は、田辺さんの役の抱え方、みたいなものに、独特の感覚があるような気がするので。 それはもちろん、ファンだからそう見える、ってこともあるんだろうけどね。(笑)

:・・・・・(笑)

:ナビオに出逢った時に、田辺さんが持つ、負の中に潜む強さや優しさや気品が・・・ 田辺さんが持つ、深くてピュアな包容力が・・・ 田辺さんが持つ、万華鏡のようにさまざな色合いに変化する魅力が・・・ こんなにも的確に第三者によって見出されることがあるのだ、それを、田辺誠一はこんなにも的確に確実に表現し得るのだ、と、深い感慨と感激があった。 
  その喜びと嬉しさは、私にとって半端なものではなかった。 やっと、勝裕じゃないところで、「一番の田辺誠一」を見つけた、と、そう感じられた自分が、本当に幸せだとも思った。 そういう田辺さんの魅力をちゃんと余すところなく掬
(すく)い取ってくれる役を、私はずっと熱望していたから。

:・・・・うん。

:役者が天職のような人もいる。 次から次に新しい自分の魅力を展開させていける器用な役者もいる。 だけど、田辺誠一は違う。 たぶんいつまで経っても慣れないだろう「俳優」という仕事。 でも、だからこそ、いつまでも、いい意味での「少年っぽさ」や「青さ」や「謙虚さ」や、それから「役への寄り添うような共感」が抜けない、役を征服しようとしない、完全な球体にならない、どこかいびつで、だからこそ魅力的で、だからこそ深い何かが伝えられる・・・私が好きになった田辺誠一という俳優さんは、そういう人なんだなぁ、って・・・・
   何だかほんと、これはもう何度も言うように、私の勝手な妄想・空想でしかないんだけど、でも、そういう感じがしてしまったんだよ、ずっとナビオを観続けていて、あの最終回に辿り着いた時に。

:・・・・・・・・

:・・・・何だかね、そんなことを考えたら、もう感無量になって、泣けて泣けて仕方なかった。 

:・・・・で、無性に、この田辺誠一を、橋口監督に観てもらいたい、と思った?

:・・・・うん。

:そうか・・・・うん、そういうことだったのか。

:それと、私にとっては、ナビオを演じた田辺さんだけでなく、ドラマの内容だけでなく、この作品をいとおしいと思う自分自身さえも好きになれるような、そんなドラマでもあったので・・・そんなドラマに、初めて出逢えたような気がしたので・・・・

:・・・・ああ・・そうか・・・そうだね。

:で、幸せな余韻を味わいつつ、最初の、「田辺さんのファンでよかったぁ〜♪」というところに戻るわけだけどね。(笑)

:いいよいいよ、もう、何度でもリフレインしてしまおう!

翔:夢:「田」(

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★このトークは、あくまで、翔と夢の主観・私見によるものです。             (一部敬称略)

 

 

 

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