「なら・・・・僕は君を討つ」

「勝手にしろ」

「どうして・・・それでも・・・君は戦うの?」

「・・・ステラを・・・やめてくれ!!」


「・・・つきあってね」

「アンタがステラを殺したっ!!!!!」


「キラぁあああああ!!!!!」




「お目覚めかね」


「・・・今度こそ死んだと思ったのに。・・・僕がいつも目覚めるのはどうして天国じゃなくて・・・プラントなんでしょうね」

「キラ・ヤマト。メンデル生まれのこの世で唯一の『スーパーコーディネイター』。あまたの犠牲の果てに生まれた・・・ね」

「僕は・・・僕です」

「・・・どうしてアスラン・ザラが君に執着するのかがわかったような気がするよ」


「僕らは同じなのかもしれない。人のエゴによって欲しくもない力を与えられた・・・ナチュラルでもないコーディネイターでもない・・・ただの化け物」

「キラも・・・一緒に戦ってくださいますでしょう?」

「・・・それがあなた方の本音ですか。・・・どうして嘘をつくんです?」

「キラが・・・プラントに・・・」


「君が言うことを聞いてくれなければ、アスラン・ザラの命はないよ」

「あんたがフリーダムの・・・。あんたのせいで、オレの家族は・・・」

「・・・ステラをお願い」

「キラには翼が・・・あなたには剣が必要でしょう?」


「アスラン・・・迎えに来てくれてありがとう。でも・・・ごめん。僕は行けない」

「絶対にキラを傷つけない。約束する。怖かったら・・・眼を閉じていていいよ」


「・・・君を信じてる。だから撃って」



「俺の正義が・・・キラを護る」





いつか、すべての戦いが終わったときを迎えるために。
誰もが心から笑って、手を取りあえる世界を迎えるために。
僕らはその日のために此処に居る。
そうでしょ?アスラン。



嘘と、本当。

〜いくつもの嘘をふるい落とせば、後に残るのは真実だけ〜


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