運命の子供たち。



DESTINY補完として思い立ったDestiny's Childrenですが。
本編であまりに明らかにならないまま終わってしまった設定が多かったため、それを無理やり自分の中でこじつけていたら、捏造設定がどんどんと増えてゆき・・・気付けばほとんどパラレルと読んで差し支えないほどの捏造編になってしまいました。
オリジナル設定多し、オリジナルキャラクターあり、極めつけは・・・本編とはラストが違いますので、あらかじめご了承ください。

大きな特徴は、キラ、アスラン、シン、レイと、エピソードごとに4人の主人公の視点で書かれるということです。
そのため、同じシーンが別のキャラクターの視点で書かれて何度も出てくることがあります。
また、原作と同じ時系列では進みません。多少、前後する場合があります。


なお、前作にあたるSEEDの補完として書いた拙作[SEVENTH HEAVEN]シリーズとの関係なのですが。
下の図をごらんいただいたら分かるように、SEVENTH HEAVENシリーズと、Destiny's Childrenシリーズとは、SEEDとDESTINYをつなぐ『空白の2年間』が違った形で存在します。

SEED 空白の2年間 DESTINY
SEVENTH HEAVEN Prologue
Chapter1〜6
Chapter7&Epilogue
(オリジナル戦後編)
-
Destiny's Children Ray of Light Moment Trust
Regret
Vestige

それゆえ、SEVENTH HEAVENシリーズのChapter6(SEED第50話・新書判3巻)のラストからDestiny's Childerenの[Moment]冒頭にはつながりますが、Chapter:7およびEpilogueからはつながりません。
つまり、SEVENTH HEAVEN Chapter:7のアスランとDestiny's Childrenでのアスランとでは、同一人物であるにも関わらず、考え方が少し違う部分があるかもしれません。
ただし、キラの出生およびメンデルから脱出してヤマト夫妻に引き取られたいきさつについては、Chapter:7の#2 WISHと同じだとお考えください。
繰り返しになるため、Destiny's Childrenでは割愛させていただきます。

SEVENTH HEAVENシリーズと、Destiny's Childrenの大きな違いはというと。
後者ではキラが出生の秘密をアスランにうちあけられないまま話が進む、というところにあります。
それだけ、ちょこっと頭のすみにおいていただけたら、と思います。

シメキリ3日前に風邪ひいて倒れてしまったところから、さっそく1巻から予定が狂ってしまい(涙)長丁場になりそうな予感がしますが・・・最後までお付き合いいただけると嬉しく思います。


2006.Feb
綺 阿。

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