今年はタチウオ一色になってしまった江ノ島釣り師です。          
今まであまり話をしてなかったのですが、江ノ島はカワハギの隠れた穴場です。
ポイントは何箇所か点在しているようですが、僕らがタチウオを狙っている磯 
の一番はじでも釣れています。11日にはおばチャン釣師がそこで7枚上げた 
と喜んでいました。型は20cm前後のまあまあのサイズです。        
僕も春先に一本針の付けエサで偶然25cm位のを上げたことがあります。   
その時はなんとも思わなかったけれどカワハギの25cmは大きい方なんですね。

次ぎにタイです。

ポイントは僕らの乗る磯の隣(20m位だけ)で年間を通して狙っている人たちが
います。常連さんに聞くと昔はともかく最近は上がっても年に2〜3枚程度だよ
と聞いていましたが、今年の8月頃だったと思いますが、釣り上げるのを目撃し
ました。                                
その頃はあまり魚が寄ってきていない時期で、磯にはその人と僕の二人だけでし
た。その人も見た目には普通のカゴ釣り(もちろん1本針でしたが)で、そんなに
遠投もしていなかったのですが。                     
僕にもその人にも全然当たりがない状況でしたが、その人が何かを掛けました。
やりとりしているのもそんなに大げさでもなく、僕は江ノ島名物の「大ボラ」か
なっと思いなんとなく眺めていました。                  
しばらくして、水中の魚が見えたころその人が叫びました。         
「タイだ・タイだ・真鯛だ」っと。                    
僕は驚きと同時に、「タモは持っていますか」とその人に聞きました。    
その時僕は「なんてクダラナイことを聞いたのだろう」と思いました。なぜなら
自分もタモなど持って来たことはないし、この磯ではほとんど抜き上げて捕るこ
とが基本のようになっているからです。ところが、帰ってきた返事は「お願いし
ます、あそこのタモをお願いします」でした。               
タモを使って釣り上げた真鯛は60cm位の大きなものでした。       
そして、なんとその人はその前前日に同じ場所で75cmの真鯛を釣り上げでい
たのでした。                              
人間学習機能があります。その前前日はタモは持ってきたけれどまさか使うとは
おもってなかったので、そのままたたんで置いたそうです。         
周りの人が慌ててタモを出して見事釣り上げたそうです。          

その他、僕が釣り上げるのを目撃したものをタラタラと

黒鯛 決して多くはないけれど40cm位のを筆頭に何度かお目にかかっています。
石鯛 それこそ一度だけだけど50cm超のものを上げていました。       
   このときは、僕らがカゴ釣りをしている磯で潮が右から左に流れていました。
  その磯の左端でその人は狙っていたのです。正直言って、その人が陣取って
いるために最後の一流しができずにいたのです。          

ちょうど僕がその人の脇まできて、その人の仕掛けに絡むのでそろそろ上げよ
うかとしていたその時でした。置き竿にしていたその人の竿が突然しなりリー
ルがウィ〜ン ウィ〜ン とうなり出したのでした。           
その人は馴れているのか慌てずに竿を手に取ると同時にバンバンとリールが巻
きあっというまに石鯛を海から引っこ抜いてしまったのです。      
 
メジナ 小メジナは子供がサビキで良く釣っているけど大きいのは見たことが無い。
シーバス こいつはかなり居るみたい。                      
                    
今年はタチウオが大漁なのでルアーマンはタチウオを狙っているけど通年を通し
て僕が一番電車を降りて江ノ島へ向かう途中ですれ違うのはバス狙いのルアーマ
ンである。                               
彼らは何故か一様に、釣ったバスをスーパの袋かごみを捨てる時に使用する袋に
入れてこれ見よがしに持ち歩いているのですぐ分かる。           

       

 投げ釣り 12月位から7〜8月位の間は今のカゴ釣りと反対にかなりの人達が来ている
また、現在カゴ釣りをしている人で投げ釣りに変更する人もかなりいる。  
キスが中心でいしもち(30cmオーバもかなり出る)・メゴチなどが多い。  
かく言う私も始めは投げ釣りで江ノ島に通うようになった次第で、当時は40
cm位のカレイを何度か釣り上げたけど、何度か海底の土砂をすくい上げたの
でここ数年は型を見ていない。                      
                

    今年の大物      

    エイ タチウオを狙っていたときのこと。磯近くのポイントへ仕掛けを投入したと      
きでした。相手が引くとリールが唸りどんどん道糸が出て行くのです。
道糸は新素材の5号・ハリスはワイヤー・針はタチウオ用の相当頑丈なや
つ相手に不足は無しと思いきり竿を立てるも弓のようにしなり相手はぜん
ぜん寄って来ない。                        
 青物のように引くわけではないのに時折リールを唸らせ・・こいつはいっ
たい何物なのだ・・・・・・・                   
 5分から10分位(必死だったので時間の感覚がハッキリしない)のやりとり
の後どうにか足元まで引き寄せるも相手は全然浮いて来ない・・・・   
そのうち周りにいた常連の釣り人が「こいつはエイだな・・」の一言でな
るほど・・と思った次第でした。                   
その後、何度か行ったり来たりのやりとりのあと、上がって来たのは、胴
体が60cm位ある立派なエイでした。                
竿を弓のようにしならせ、リールを唸らせながらのやりとりは船釣り以外
始めてだったので大いに感激しました。               
 ボラ 今年のサバと並んで大いなる邪魔者である。                 
最近は卵を抱いているので60cm位のが上がると腹を切り開き卵をそっと
取り出す人がいます。ボラの卵は「カラスミ」になるので好きな人にはた
まらないようです。