MobilePlanetarium

PalmSizePCやPocketPCはなかなか強力な性能なため、
プラネタリウムソフトも動かすことが出来ます。
しかもバックライトが明るいため、
周囲が暗くても画面がよく見えるので天体観測のお供に最適なハードです。
ここで紹介するソフトはそれぞれとてもよく出来ているオススメソフトです。


■PocketUniverse2000



このソフトは海外のシェアウェアです。
したがって、画面表示やメニューが英語なので少し分かりにくいかもしれません。
しかし、PalmSizePC(E-500)版の出来はものすごくよくてオススメです。
画面表示オプションも多々あり自分好みに表示することが出来ます。
ただ、PocketPC(G-Fort)版はスターチャートディスプレイのみになり、
操作系にも少し難があるため、あまりオススメできません。

動作確認機種:E-500、G-Fort、e740w、e750
価格:シェアウェア30$(Demo版あり、機能制限もかなりあります)
インストールサイズ:約1.02MB(外部ストレージ可)
ソフトメーカー:Sticky Software
詳細Q&A(英語)

■星座早見盤 pStar



こちらは大きな画像データが魅力の日本製のソフトです。
星座の説明も日本語で表示してくれます。
また、この説明は自分で編集もできます。
その他、アドインによって各種データを表示できます。
しかも、PU2000と違ってPocketPCとPalmsizePCで機能的な差がありません。
(PocketPC版では画像データのストレッチが
横方向のみなため、すこしだけ小さくなります)
ただ、PalmsizePCでは少し荷が重いのか処理速度が遅くなってしまいます。

動作確認機種:E-500、G-Fort、e740w、e750
価格:シェアウェア500円(Demo版あり、機能制限はありません)
インストールサイズ:約2.5MB(各種アドイン・画像データ含む、外部ストレージ可)
ソフトメーカー:(株)ピー・アイ・イー

■TheSky PocketEdition

49$もするプラネタソフトの決定版!。といいたいのですが・・・。

ケタ違いに豊富な星の数と表示速度は確かに一級品
(さすがに、Palm-size版は星を多く表示しすぎる=拡大しすぎると遅くなりますが)。
しかし、昼光設定が出来なかったり、画像が無かったりと不満点も多いです。
インストール時に観測点設定もやってくれるのも、便利な反面気軽に観測点を変えづらかったりもします。
ただ、個人的にはズームの操作が直感的で分かりすいと思いました。

対角線にドラッグしてその中をタップするとズームします。

また、土星の輪だけでなく衛星まで表示出来るのもウリ。


Palm-size版では、星のデータ表示ウインドゥが小さく見づらくなっています。

動作確認機種:E-500、G-Fort、e740w、e750
価格:シェアウェア49$(購入後満足出来なければ、30日は返金を受け付けるそうです)
インストールサイズ:約5.5MB(外部ストレージ可)
ソフトメーカー:SoftwareBisque

■Leo'sVoid

フライトシミュレータで有名なレオソフトの一風変わったソフト。
操作方法はなんとなく分かるものの、観測点や時間の設定に関しては皆目検討つきません。
しかし、テクスチャ(?)で表現された美しい惑星は一見の価値があります。
なにせ、木星の大赤斑まで見れるのはこのソフトだけ。

動作確認機種:E-500
価格:フリーウェア(PocketPC版は僕の環境では動きませんでした)
インストールサイズ:約1.13MB(外部ストレージ可)
ソフトメーカー:Software de Leo

■RBSシリーズ(SEIZA、TAIYOUKEI、WAKUSEI)




SEIZA、TAIYOUKEI、WAKUSEIという星関連のソフト群です。
インストールすると頭にRBSとつくので勝手にRBSシリーズと呼んでます。
(このシリーズにはHOSHIとKOSEIJIいうソフトもあるのですがまだ試していません)
プラネタリウムというよりは星のデータベースソフトといった感じで、
いろんなアプローチで星座や星のデータを調べることが出来ます。
正直、使っている自分でも全ての機能を把握できないくらいです。
(ただ、ソフトによってはかぶっている機能もけっこうありますが)
また、豊富なアドオン機能があり、これを追加することで、
更にいろんな角度で星の姿に迫ることが出来ます。


ただ、星座名のメニューなど、一部日本語に訳されているものもあるのですが、
説明はほとんどが英語で書かれており、かつ特殊な表示のしかたをしているため、
単語をコピーできず、辞スパでカンタンに調べられないのが玉にキズです。
(オマケに辞スパじゃ載ってないような単語もバンバン出てきます)
そういった意味でちょっと敷居が高いのですが、
是非入れてみてください。かなり面白いソフトですよ。

作者さんのHPでは、キレイな星画像のTodayテーマも
公開されているので是非一度訪れてみてください。

動作確認機種:e740w、e750
価格:フリーウェア
インストールサイズ:約23.37MB(Kuwayama環境、アドイン含む、外部ストレージ可)
ソフトメーカー:alfcen.com

2004.07.25
■AstroToday

これもプラネタソフトではありませんが、
Today画面に星情報と予定、仕事を表示するプラグインです。

左の日付欄をタップで、日付・月齢、旧暦・六曜、潮周り・月齢を切り替えて表示します。
右に表示されている星情報欄をタップでその日の惑星の情報表示。
仕事や予定表欄をタップでその編集が出来ます。
タップアンドホールドでメニューが出ます。
(星情報が無い日はメニューを出さないと惑星の情報表示が出来ません)


Todayプラグインなので、各種設定は
スタート→設定→TodayでAstro Todayを選んでオプションで行います。
表示内容、表示桁数、表示色、観測地を設定できます。


月齢が表示されるのがかなりイイですね。
PDAのBlog界隈では月を撮るのがはやっているので、
その方たちにはとても役に立つソフトだと思います。
Kuwayma的にはtAgendaの代替ソフトにもなるので
メモリの節約も出来て一石二鳥。結構お気に入りです。

このソフトで出てくる用語のチョットした説明。
(こちらの説明はKuwayamaがまとめたものなので、
質問はKuwayamaにしてください。作者さんにはしないように))
月齢:
 月の満ち欠けの度合い。ゼロの時は新月、14〜15の時は満月。
上弦:
 月の左側(西の空では上)が直線になる半月のこと。
 直線部分が弓の弦のように見えることからこういいます。
下弦:
 月の右側(西の空では下)が直線になる半月のこと。
極大:
 流星群が一番活動しているときのこと。
合:
 惑星が地球から見て太陽と同じ方向に来ること。
 当然ですが合のときは見えません。
衡:
 外惑星(木星よりも外側の軌道の惑星)が
 地球から見て太陽と反対側に来ること。
 当然観測しやすくなります。
留:
 惑星は地球との動きの関係で順行(東から西への動き)
 したり逆行したりしますが、この順行から逆行または逆行から順行に変化する時に
 一時的に止まって見える現象のこと
東方最大離角:
 内惑星(火星よりも内側の軌道の惑星)が
 太陽から見て東側に最も離れてみえること。
 この時、内惑星は夕方の西の空に見えます。
西方最大離角:
 内惑星が太陽から見て西側に最も離れてみえること。
 この時、内惑星は明け方の東の空に見えます。

動作確認機種:e750
価格:フリーウェア
インストールサイズ:約233KB
ソフトメーカー:山上企画

2004.08.08


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