速く・上手く・楽しく泳ぐためにーバタフライ編ー

 初級者編

 こちらでは無謀にもバタフライを泳げるようになりたいなぁ、という方向けです(^^ゞ

 はっきり言ってバタフライは難しいです。皆さん泳げたらいいなぁ、と思っていつつもなかなかできない。そりゃそうだ。そんな簡単に泳がれたら鬼の商売あがったりです(大間違

 とはいえ、ここでは泳げるようになってもらうことが目的。がんばりまっせ〜

 

 その1 バタフライを泳ごう−イメージ−

 まず、バタフライのイメージを持ちましょう。一番近いのは

イルカ

トビウオ

かと思います。 ハイ想像想像・・・。イルカというのはバタフライのキックのことをドルフィンキックというくらいですから、イメージつきやすいのではないでしょうか?
 トビウオ、というはそうですね、ぴょんぴょんはねるイメージをとりあえず持って欲しいからですね。

 しかしながら、実は、速く泳ごうとするとぴょんぴょんはねるイメージは大間違いです。ただ、ここではとりあえずバタフライが泳げるようになることが目標ですから、はねるイメージでよいです。

 

 その2 バタフライを泳ごう−キック−

 さて、どの泳法を学ぶにしてもキックは一番に覚えないといけませんです。腕を動かすことはとりあえず忘れて、キックの練習をしましょう。

 その1でイルカのイメージを、という話をしました。述べたようにバタフライのキックはドルフィンキック、といいます。

イルカ

イルカ

イルカ

イルカ

とイルカで頭をいっぱいにして泳いでくださいね(嘘

 で、そんなオシャレなイタリアンジョークはさておき(帰れ)、キックでしたね。

注意点を列記しますと

足首は伸ばす(バタ足と同じ)

両足の親指同士はぶつかるくらいの位置で両方同時に動かす

足首も膝も柔らかく

腰からうごかして体全体を使ってキックを打つ

 

 といったところでしょうか。バタ足と大きく違う点は最後の注意点ですね。クロールの時のバタ足の役割は主に体を水面近くに保つためである、といいました。
 ところがバタフライですと、前に進むための力をつくる、という意味が大きくなります。また、クロールと比べると上下の動きが激しい泳法です。この力を作るためにもキック(と、それに伴う体全体の動き)は重要です。

 練習は、最初はビート板を持った方が良いと思いますが、ビート板を持ってドルフィンキックをするのは実は結構難しいので、すぐにビート板なしで練習した方が良いでしょう。その際の注意点ですが

 手は前に伸ばす

 キック二回につき一回の呼吸をする

 キックは強弱をつけて打つ(強−弱−強−弱・・・)

 このとき強いキックと同時に上半身を水面からあげて呼吸
      弱いキックと同時に上半身を入水する

 この強弱の付け方はスイムをするときにとても重要になりますのでよく覚えておいてください。呼吸をするときには平泳ぎのプルのように手をかいて呼吸をして問題ありません。

 バタフライはキックが肝心です。しっかりマスターしてくださいませ。

 

 その3 バタフライを泳ごう−プル− (2003/2/2追加)

 さて、バタフライを泳ぐためには腕をかくこと、この難関を突破しなければなりません。基本的に水中での腕のかきかたクロールとそう大きく変わりはしないのですが、両腕を同時に動かす、この動作がえらい大変なのです。しかしながら、バタフライを泳ぎたいという気持ちをお持ちのあなたには、鬼は泳げるようにしちゃいますからがんばって練習してくださいね。

 バタフライのプルを陸上で練習するためには、まずクロールのプルを行ってみてください。・・・はい、第一段階ではそれを両腕いっぺんに行えばよいのです。先ほども言いましたが、

クロールと水中での腕のかきかたはほとんどかわらない

のです。両腕がちょうど左右対称に同時に動くことになりますね。

 次の段階はリカバリーです。水をかき終わった後に手を前に移動させる、空中での動作ですな。今度はクロールとは違います。クロールの時は片腕づつだったので身体を斜めに傾けることによってリカバリーを楽に行うことができたのですが、今度は両腕いっぺんなので身体を左右に傾けるわけにはいきません。

 ではどうしましょう?

 リカバリーのポイントは、まず

リカバリーの時に腕を必要以上に水面から高くあげようとしない

 です。さらに、クロールに比べて

肩を前に持っていく気持ちを強くする

 となります。

 つまりローリングができないために、肩を水から持ち上げることが難しくなり、肩が水中にあるままになりやすく、よって腕を前に持ってくることが難しくなるのです。ですので、リカバリー時には肩を回す、肩から前に持っていく、そんなイメージをクロールよりも強く持ってください。

 そして、何よりしんどい息継ぎ。呼吸は当然顔を前に上げて行いますが、このときに顎をあげてしまうと逆にしんどいことになります。ですので、最初は息が吸いにくく苦しいかもしれませんが、顎を引き呼吸をおこなうようにがんばってください。

 練習は、初めはビート板(キックボードとも言うらしい)を足の間に挟み、下半身に浮力を得て行うと良いと思います。

 

 その4 バタフライを泳ごう−スイム−

 

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