十一男の拡張記   黒鬼PCの部屋に戻る

  ・CPU     ・メモリ     ・マザーボード     ・周辺機器


 CPU

  ・メルコ製CPUアクセラレータ(HK6−MDXXX−N2)をのせる

 CPUにAMDのK6−2を使った製品です。
K6−2をこの機種に乗せるにはいわゆる魔法機能がついている下駄でなくとも電圧さえ正しく設定させてあげればそのまま乗せ代えて使用できるようです。

 ・メルコ製CPUアクセラレータ(HK6−MDXXX−N3)をのせる

 上記N2シリーズ同様、K6−2を用いた製品です。この製品の最大の特徴はFSBを1.5or2.0倍にすることができる、 ということです。
 カタログ上は動作対応機種になっていないのですが動く可能性はあります。

 下駄裏面にあるディップスイッチを操作することで各種タイミングの設定ができます。詳しいことはほかの識者のページにまかせることにします。

 

 ・メルコ製CPUアクセラレータ(HK6−MSXXX−N2(3))をのせる

 CPUにAMDK6−IIIを使った製品です。(メルコの製品には使用されているCPUや下駄の種類によって名前に法則があります。MSがK6−III、MDはK6−2、MDで数字の末尾にPがついているとK6−2+搭載、MSで数字の末尾にPがついているとK6−IIIE+搭載、です) 

 この機種にK6−IIIを載せる場合、オンボードのセカンドキャッシュとの関係で”魔法機能付き”の下駄でないとメモリチェックの後に動作がとまってしまいます(つまりV2は使用できません。オンボードのセカンドキャッシュを電気的に殺せば使用可)。

 N2ですとほとんど問題なく使用することができます。

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 メモリ

 ChipSetにIntel430VXを使用している関係で、最大搭載メモリは128Mbyteに制限されてしまいます(ChipSetの仕様なのでしかたないのです)。とりあえず一つしかないDIMMソケットには64MbyteのDIMMを使用するとよいでしょう。64MにしておけばとりあえずWin98はそれなりに使えるので・・・

 ただし、そのままの容量で認識するのは16Mbitチップを用いたDIMMだけで、現在流通しているSDRAMはほとんどが128Mbitもしくは256Mbitのチップが使用されているので、1/4容量の認識になってしまいます(つまり64Mだと16Mになってしまう)

 ところが、2001年9月現在流通しているPC−100、133規格のSDRAMは256Mbyteでも3000円程度と非常に安価になっているので、256Mbyteの1/4認識で64Mbyteとして利用するのが効率的でしょう。CLやPC−100,133はまったく関係ないです。逆にいえばそれらにまったく関係なく動作しない可能性もある、と言うことです。

 64Mbyte以上の容量を求めると次はSIMMで増設しないといけないのですが、SIMMはDIMMに比べてメモリアクセスが遅く、その上メモリアクセスは遅いSIMMにあわせられてしまうのでメモリアクセスは遅くなってしまいます。容量とメモリアクセス速度のどちらをとるか天秤にかけてご自分にあった方を選んでください。

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 マザーボード

 この機種に用いられているマザーボードは通称青札Valueと呼ばれる機種とほとんど同一のつくりがされています。ですので、青札Valueにおける改造事例が非常に参考になります。黒鬼はWebで紹介されていたV16/S5Pの改造事例を参考に(ただ真似しただけともいう(汗)、以下に述べる改造を行いました。
 一人のど素人が猿真似で実行した結果を書いただけなので、万が一これを実行しようという方は十分な下調べの後に行ってください。マシンが壊れても一切責任はもてません。僕にはたいした技術力も知識もありませんが、最低必要な道具として

・先の細い半田ごて(20〜30W程度のもの)
・0.3mm程度の半田
・半田吸い取り線or半田吸い取り機(なしでやっちゃいましたがあったほうがいいです)
・気合と度胸
・1.27mmピッチのチップの足を半田付けする技術力

 といったところでしょうか。繰り返しますが僕は電気・電子技術に関することはまったくのど素人です。鵜呑みにするだけでなくご自分でしっかりと審議を確かめた後に実行してください。

!!!危険!!!

 ・FSBを75Mhzにする

 これはかなり有名な方法でいろいろなWebSiteで紹介されています。

1.CY2264と書かれたPLLを探す(本体正面から見てDIMMソケットの左上、Cバススロットがマザーボードに刺さっているあたりに隠れていると思います)

2.4番ピンと5番ピンをショートさせる(本体正面から見て左手前が一番ピンで右へむかって2、3、・・・です)

 以上終了。ベンチマークなどでFSB変更が成功したか確認してください。

 ちなみに似たようでもCY2265が使用されているV3桁タワーマシンですと、この方法ではマシンを壊します。理由はCY2265のデータシートを見るか、他の改造紹介をされているページに詳しく解説されているので探してくださいませ<(_ _)>

 CY2264が使用されているデスクトップマシンですとこの方法で問題ない(と思われます)

 また、4番ピンと5番ピンとの間にスイッチをつけるとFSB66と75を簡単に変更できるので便利かと思います。僕はそうしておきました(^^)

 ただしPCIクロックがFSBと同期しているため37.5Mhzにまで上昇してしまいます。したがって動作しなくなる拡張ボードがあるかもしれません(U−IDEなどはFSB75Mhz程度でもデータ化けしたとの報告も聞いたことがあります。)

 

以下の3つも自分でやってみました(後日紹介)

 ・オンボードL2キャッシュを動かなくする

 ・コア電圧を変更する

上記二つの改造を施すことでK6−2+やK6−III+を直のせすることができるようになります。ただ、消費電力の関係上、K6−2やK6−IIIの直のせはやめたほうがよいと思います(2.2Vや2.4Vを出力することはできることはできるのですが・・・)

 ・倍率設定のジャンパをたてる

 Xc200ではCPUコアの倍率設定のためのジャンパ(もしくはピンがたっていなくてパターンのみ)がSIMMソケットとCPUソケットの間にあります。僕の場合はデフォルトではSIMMソケット側のみ3本のピンがついていました。
 このままですと、本体正面から見て左側二本のピンをショートさせると三倍、右側二本のピンをショートさせて二倍と2種類の倍率設定しかできません。これではせっかく直のせしたときに不便ですのでCPUソケット側にもピンを立てることにしました。

 調べてみるとSIMMソケット側がBF2、CPUソケット側がBF1の設定ができるようになっています。当然ですがBF0用のパターンは存在しません。

 現在、尚試験中なのですが、なぜか2.5倍設定、つまりK6−2+における6倍設定のみなぜかぴぽりません(TT)。正確に言うとFSB75Mhzの設定にしたときだけ、2.5倍設定が起動しません。それ以外の2、3、3.5倍はすべて起動&設定可能なのですが・・・。もう少し調査してみます。

!!!危険!!!

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 周辺機器

グラフィックアクセラレータ

 ・GD5446(オンボード)を使う

 ・GA−S2K32/PCIを使う

 ・WGA−FX16Nを使う

 

ストレージデバイス

 ・UIDE−66を使う

 

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