長男 Cx2/S15B

 背景()

   あれは、199x年1月。黒鬼は直前に控えたセンター試験のために正月返上で(嘘)猛勉強をしておりました。

  「受かるんだぁ、俺は受かるんだぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

  となにやら意味不明な叫び声をあげつつ(更嘘)勉強、勉強の日々を過ごしていました。

  φ(..)カリカリ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  φ(..)カリカリ 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  φ(..)カリカリ・・・・・・(ん? 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  φ(。。)カリ・・・カリ・・・(ぉぃ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  φ(__)zzzzzzzzz(ぉぉい

 

 

 

 

   そんな(ぉ正月の、某ダイOマのどでかい広告に、現在黒鬼の長男であるCx2/S15Bはいたのでした。
  当時、黒鬼のPCの知識はまったくといっていいほどなく(現在でもたいしたことはありませんが^^;)
  「ディスプレイとセットのほうが安くていいじゃないか!!」と単純に思っていました(ぉぃ
  しかも、高校3年生当時の友達にパソコン好きなやつが何人かいて、とてもうらやましく思っていたところ
  であり、パソコンに目覚め始めている最中だったので、羨望のまなざしでそれを見ていたことを覚えています

   とはいえ、高校生の小遣いで買えるほど安いものではなく、しかも受験を直前に控えた身。

  「こっちゃ、受験のためにいろんな物を捨ててきたんや!!!(激謎)」
  と、当時おおまじめに考えていた黒鬼は、その欲望を必死に押さえておりました。

   そんなある日。親父様とおふくろ様が買い物から帰ってきたところ、何やらでかいダンボール箱をもっていました。
  そして、親父様曰く・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  「安かったからパソコン買ってきたよ〜〜〜〜〜( ̄▽ ̄)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・(?_?)←何を言われたのかわからないらしい

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・(@_@)←更に混乱しているようだ(ぉ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・( ̄〜 ̄)必死に頭を回転させようとしているらしい

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・(☆_☆!!←ようやく事の重大さに気づいたらしい(ぉぃ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

親父・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何考えとんのやぁ!!!Σ\( ̄□ ̄)つ


 

 

 

 

 

 

 

 

 

   親父様から運ばれてきたものは、紛れもなくPC-9821Cx2/S15Bでした(ぉぃ
  その後、少しの間私に記憶は残っていません(
なに 本体とディスプレイがセットされ、電源コードがつながり
  スイッチを押されることを待つだけ、といった状態になったCx2の勇姿がおぼろげながら記憶に残っているだけです(爆)

  そして、次に黒鬼の記憶が戻るのは、

  ぴぼっ!

 という、あの98独特の起動音がなった後でした。というより、その音でわれにかえりました(爆)

 

 ・・・・・・俺はなにやってんじゃぁぁ!!G\( ̄□ ̄)つ

 

   その後、すぐまた記憶を失ったようです(T_T) そして、なにをやっていたのかは内緒です(ぉ
  

 

 

    そんなこんなありましたが、黒鬼は無事に第一志望の大学に合格し\(^o^)/ 今を迎えています(もうすぐ学部生終了ですが・・・)

 P.S. 卒業したっす!!

 

 

 長男が教えてくれたこと

   このマシンは、Windows3.1&Ms−Dos6.2がプリインストールされていました。たしか、すでにWindows95が発売されて
  いたと思います。ただ、まがりなりにもMs-Dosを扱う期間があったことは僕にとっては、ものすごい財産になった気がします。
  それに、CUIのほうが、なんとなく
かっこいい、と思っていたし(ぉぉぅぃ
  Dosの知識としては、ほとんど初心者ですが、CUIに抵抗がない、ということだけでも十分意味がありました。

   このあと、Cx2をメイン機として長いこと使う(現在でもある意味メインです(^^))のですが、Cx2をいじりながら、
  拡張することの楽しさや、保証外の行為を成功させたときの喜び、失敗したときの悲しみ、インターネットへの接続、
  それを使っての情報収集、OSのアップデート、復旧・修復作業、などなどたくさんのことを教えてもらいました。
  僕のパソコン歴の原点、といえるでしょう。

   最近では日に焼けて色が変わってきているし、電源も相当へたってきている(もともとへたれ、ですけど^^;)けれど、
  とても愛着のあるマシンです。まだまだ、現役で使っていこうと思っています。

   僕にとってパソコン、というものは単なる道具ではなくて、愛着のわく道具であるということを、Cx2という
  PC98シリーズの一マシンに教えてもらった一番大きなことだと思います(98以外には今のところ愛着は沸きませんが^^;;;)

 

 

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