岡島二人の紹介              (資料提供:ちびべこさん)

ということでまずは僕の一番好きな作家から(^^)

(作家)

とりあえず教科書的な解説からしますと・・・・・・・・・名前からわかる通り二人の男性による合作です。その二人は井上泉(現井上夢人)と徳山諄一と言います。1982年に「焦茶色のパステル」で江戸川乱歩賞を受賞作家生活をスタートさせ、1989年「クラインの壷」を発表した後惜しまれつつコンビを解消しました。当時も現在も合作の作家というのは非常に珍しくその執筆方法はファンの間でなにかと話題の種になったようです。

 井上夢人さんは現在一人で執筆活動を続けています

(作品)

 とりあえず本屋さんにいってください。文庫本で何冊も置いてあると思います(マテ。
タイトルを眺めていると・・・・・・・・・ほら、読みたくなってきたでしょう?基本的には推理小説、なのですがどうも「〜殺人事件」だとかそういう(個人的には)つまらないタイトル(要するに読みたい、と思えないタイトル)が見当たらないことに気がつくはずです。なんかそういうのよくないですか?

 さて、その中で僕がとにかく面白くて仕方ない、と感じたTOP5を紹介させていただきます。
・・・んが、まともに中身を解説してしまうと、皆さんにぜひ読んでいただきたいと思っている黒鬼としては変な先入観を持たれるのは不本意なので、とりあえずタイトルとほんと簡単な紹介だけ・・・・・・・・・

 「99%の誘拐」
 このお話、読むたびに泣きます。この作品中で語られる言葉でどうしても、忘れられない言葉があります・・・・・・・・・

 「そして扉が閉ざされた」
 ・・・下手なことかけません。とにかく読んでくだされ。

 「チョコレートゲーム」
 やっぱり作品中のあるシーン、思い浮かべると涙が出てきます。・・・ところでこのタイトルから、なにを想像します??

 「明日天気にしておくれ」
 天気になったらいいですよね(^^)。ちなみにこの作品、81年度の江戸川乱歩賞の最終選考まで残った作品です。それがなぜ、出版されているのか、それはこの本を読んだあとに解説を読んでください。

 「クラインの壷」
 ・・・是非映像にしてみたい、です。なにやらテレビでやったことがあるらしいのですが妹いわく「・・・さいってい」だったそうです(^^ゞ。もうちょっとなんとかなんないの??原作を馬鹿にしてる・・・というほどの出来だったそうです。
 ただ、この作品はかなり好みが分かれるかな?と思います。

番外

 「おかしな二人」(井上夢人著)

 ・・・ああ、5つじゃおさまらない(爆)。江戸川乱歩賞を受賞した「焦茶色のパステル」が5つの中に入っていないところからもその面白さのレベルの高さを感じ取っていただけるのではないでしょうか?

 ほかに軽く楽しみたいものですと「なんで屋大蔵でございます」とか「ちょっと探偵してみませんか」、などをお勧めします。

 ちなみに、番外にいれた「おかしな二人」にはサブタイトルがついています。・・・それは是非本屋さんで確認してみてください。そして、岡島二人小説を楽しんだ後に是非、じっくりと読んでいただきたいと思います。 

残念ながら面白くない小説もございます、ええ。好きだからこそ、これらの作品は正直つまらなかった、と書いてしまいます。

 「タイトルマッチ」

 「ダブルダウン」

 「ビックゲーム」

 「七日間の身代金」

・・・・・・・・・どっかから苦情、こないよね(汗
正直、これらは面白くないです。あまりお勧めしません。なぜつまらなくなってしまったのか?そのヒントは今回紹介した本のひとつを読むとわかる気になれます。

 

 まぁ、おいらがごちゃごちゃいうのを聞くよりも、まずは読んでみてくだされ。文庫本であれば一冊せいぜい数百円の物ですからとりあえずは電車の中などで時間つぶしにでも・・・ね。掲示板で作品の話、大歓迎なのでぜひぜひ読んでみてくださいね。

 ちなみに、本の提供はそのほとんどがちびべこさんです。ありがと〜