まだ自分で筆を持って書く事ができません。
だからほとんどの作品は、さおちゃんに筆を握らせての、お母さんとの共同作品です。

お母さんは、せめて筆の動きを目で追ってくれるようになったら…と願い、連れて来てくれました。
初めはひざの上にちょこんと乗れるほど小さかったのに、今ではお母さんと変わらないほど大きくなりました。
お友達が大好きで、いつもにこにこしています。
この前、初めて筆を持って線を書いてくれました。
どんな作品よりも価値あるもののような気がしました。
これをきっかけに何でもいいから書いてくれたらこんなうれしいことはないのにな…ずっと連れて来てくれているお母さんに少しいい思いをしてもらえるのにな…って思っています。


願っています
 さおちゃんが白い紙を真っ黒にしてくれる事を…
   祈っています  
       さおちゃんのその笑顔がいつまでも続きますように…  

                                   2001年10月

2002年・・・その後

中学一年生になりました。
でも、にこにこ笑顔も、お友達が大好きなのも、変わりません。
残念ながらまだ自分では筆をもてません。
お母さんと二人一緒の作品です。
「寒い、寒い」と言いながら通ってくれた冬が過ぎ、
「暑い、暑い」の夏ももうすぐ7回目ですね。
一週間に一回、さおちゃんの元気な顔を見られるのが楽しみです。

                                    2002年6月


2003年5月・・・その後

なんと・・・あの小さい、小さいさおちゃんが、中学2年生です。
お母さんの膝の上には、もうのれなくなってしまいました。
まだ、お母さんと一緒の作品作りです。
私が、もっといろいろな知識があったら、さおちゃん一人で字が書けるようになったのかな・・・
自分の力不足を、一番感じてます。

     2003年5月


2004年・・・その後

お母さんとの2人3客・・・
ずいぶん長く続いていますね。

いつのまにかすっかり大きくなってしまいました。

友達がいないと、時々、ご機嫌斜めになってしまうけど、
いればいっつもニコニコ・・・

寒い中、バスと歩きできてくれます。
いつもありがとうございます。


2005年・・・その後

なんと・・・なんと・・・
今年は高校生です。

お人形さんのように小さかったのに・・・

なずなの30周年のはがきに、さおちゃん直筆の「心」を書きました。

みんなのように真似たり、写したりで書くということは、やはり無理だったけれど
ちゃんと自分で筆をもって書きました。

どんな偉い先生の「心」より、素敵だと思いました。


2006年・・・その後

なんと・・・
高校2年です

さおちゃんがニコニコしていてくれるとほっとします


2007年・・・その後

またまた・・なんと今年は高校3年
なずなもあと1年です
淋しいです


                 

 10年からの作品は さらさ のページに移りました

  
              書:さおちゃん と 母


        
        
                09年



     


              07年夏から08年夏



      
                
                 07年春から07年冬



           

                2006年春から2007年冬



           

                2005年春から2006年冬


           

                2004年春から2005年冬



           
 
                  2003年春から2004年冬





2003年春

      

2002年夏から冬

     

2001年秋から2002年春




2001年春から夏




 

2001年春 蒔田 沙織


 


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