いつも突風のように教室に入ってきてくれます。
なかなか自分の気持ちが整理できなくて、訳もなく悲しくなってしまう事がありました。

『だいじょうぶ 心配しないで おちついて 』
これは、まあくんのおまじないの言葉でした。
でも最近はとても落ち着いてきて「熱でも出すのではないかしら」と心配するくらいお兄さんになってしまいました。
 
「まあくん、今日何枚書いてくれる?」  
「三枚!」  
「おまけで四枚!」  
「エー!やだ!」  
「いいじゃん!おまけのおまけで五枚!」  
「エー…いいよ…」
こんなやり取りが大好きです。
詐欺のような私の要求に「仕方ないな…」とあきらめてくれているようで感激してしまいます。


左利きなので、右手で書くのは大変だと思いますが、一生懸命書いてくれます。
大きくなったらパン屋さんになりたいそうです。
お話をたくさん覚えているまあくんの作るパンは、きっと夢いっぱいのパンでしょう。

                                  2001年10月


2002年・・・その後

小学六年生になりました。
すっかりお兄さんになってしまいました。
それはそれですごくいいことなのですが
そうなると、あの突風のように入ってきてくれたまーくんも懐かしくなってしまいます。

まーくんのことを思って詩を作ると、いつもお話しの世界になってします。
いつまでも優しい気持ち、持っていようね。

                                   2002年6月

2003年・・・その後

中学生になりました。
ボーイスカウトも、がんばっているようです。
そして、習字の検定試験にも挑戦です。
毎回提出が条件。
ちょっと厳しい先生になろうかな・・・
がんばろうね!

    2003年5月


2004年・・・その後

習字の検定試験は、順調に進んでいます。

進級のために、少し厳しいことも言ってしまうのですが、
よくがんばっています。

ボーイスカウトで憧れのメダルをもらうために、がんばろうね!

2005年・・・その後

今年初めての習字、
2月提出の検定試験に取り組みました。

去年まではどこか頼りなげだったのですが、急にしっかりと書けるようになりました。
あと1年・・・がんばりましょう!


2006年・・・その後

高校生になりました

検定試験も無事3年間取り組み
ボーイスカウトでメダルをもらうことができました。

水泳も色々な大会で新記録を出し、頑張ってます。

とてもたくましくなりました。


2007年・・・その後

もうすっかり「青年」です
かっこよくなりました


2009年春・・その後

水泳で記録を出し胸板の厚い素敵な青年になりました
高校卒業
社会人になります・・・おめでと〜!




書:まーくん  詩:いはらだれいこ










08年秋から09年春
高校卒業











07年夏から08年夏


















07年春から07年冬























06年春から07年冬

















句:俵 万智

       



2005年春から2006年冬





















2004年春から2005年冬














2003年春から冬








2002年冬から2003年春



2002年夏から冬


 


詩:山頭火

2001年秋から2002年春








2001年春から夏




2000年10月 新横浜ラ・ポール 芸術市場出品作品



 

 



2000年 秋から2001年春


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