おひさしぶりでございます。
久々に日記(12日のやつだったk)読んで、
思うところがあったので書き込んでみます
先週末、出張帰りにいつもの駅構内で、
演奏してる人たちがいました。
で、いつもはギターな兄ちゃんとかそんなんばっかりなのですが
今日見かけたのは、アンデスな音楽(ジャンル名なんていいましたっけ?)。
演奏始めたばかりで、
ギャラリーもたかりはじめたばかりみたいだったので
私も聴いてみました。
10秒でぐらいですぐ感じました、熱かったです。
そう感じた瞬間にお金を入れようとしたら、
そこにCDが置いてありました。
横に目をやると、長机にCDが積まれていて、
おばちゃん(この人は日本人だったのかな)が準備をしていました。
というわけで、スタスタと歩いていって、即購入してみました。
おばちゃんもさすがに、いきなり売れたのに驚いていたようです。
それはともかく、、、、、
ギャラリーの方に戻ったら、
おじさんが話しかけてきました
「いくらだった?」
「3000円やった」
「ふーん」
「・・・・・・」
「コンドルは飛んでいく、入ってた?」
「知らん。んな事考える前に、良いと思ったら買えや」
「ああ・・・うん」
(実際、CDジャケットさえ全く見てなかったのです)
で、ちょっと気分を害したので帰りました。
ホントはもっと聴いていたかったのだけども。
で、家に帰ってCD聴いてみたら、結構良いことは良いのだけど
やっぱりちゃうんですよねぇ。
生で聴いていたときの、熱さがない。
理屈で言えば、音場が全然違うからとか、色々ありますが
やっぱり石田さんが今回書かれていた事が重要なのだなぁと思います。
また以前エッセイでお書きになられたように、「初発性」でしたっけ?
これも重要な要素だと感じるのです。
自分の過去の経験も含め、やはりそう思います。
もうひとつ、先ほどのおじさんの件です。
彼の心境というのもわからなくはないのですが、
非常に情けないと思ってしまったのです。
現在の私の仕事が、小売業だというのも有るかも知れませんが
また、私が独身で比較的自由に金銭を使えるからかも知れませんが、
私は「良い」と思ったら即買うようにしています。
特に、音楽はなおさらです。
で、今回のおじさんの何に一番情けなさを感じたかと言えば
「こんどるは飛んでいく、入ってた?」
の部分です。
演奏している人たちにとって、非常に失礼なことだと思うのです。
勿論、私だってこのジャンルは、「コンドルは飛んでいく」以外に
知っている曲は有りません。
じゃあ、このジャンルは、その曲がなければ価値がないのか?
もう少し考えると、この人たちは、演奏する先々で
この様な質問や、もっと酷くなれば
「コンドルは飛んでいるを演奏してくれよ」
と言われるのかな、と思うと
とてもやりきれない気持ちだろうと思うのです。
聴衆に伝えたいのは、「コンドルは飛んでいく」ではなく
自分の音楽の筈です。
または、このジャンルの音楽の素晴らしさを伝えたいのかもしれません。
でも彼らには全く伝わらず、
「コンドルは飛んでいく」だけが
求められている。
勿論、聴く人にとっては、自分の知っている曲が
「こんどるは飛んでいく」だから、
それによく似たジャンルを演奏している姿を見て
「ああ、、、あの曲が入っていれば、もう一度聴きたい」
と考えるわけで、それは責められることでも何でもありません。
それは十分承知しています。
ついでに言えば、金額を気にすることも、
お金の価値観は人それぞれなので、責められるような事ではありません。
でも、非常に腹が立ってしまったのです。
頭の中では解っていますが、心がそれを許さなかったのです。
・・・・どう思われますか?
いつもありがとうございます!
>まきさん
そうですか、高校ですか・・・僕も元は高校教諭
だったことがあります。社会科でしたが・・・
まきさんはとてもいい先生のようですね!
僕は同僚の国語の先生方とはあまり相性が
よくなかったのですけど
>杉本さん
ええ、後悔したってはじまらないですからね。
「やったことに何一つ無駄だったことはない」
というふうにはいつも思っています。
ただ、ときどき、「うーん、これでいいとは思え
ないなぁ」と思う、その繰り返しなんですよ。
小学校ではなくて、実は高校教師です。でも、教えている内容は変わらないのです・・(^^)
なかなか賢くなってくれない頑固な彼らですが、
かえってこちらが教わることは多々あります。
他人に対する優しさや謙虚さ、忍耐力など、
人間としてかなわない相手も、多くいます。
一部の知的エリートしか分からないブンガクも面白いものですが、
彼らと冗談を言いつつ覚える四字熟語も味わい深いのです。
「才色兼備・・あっこれワタシみたいな人のことなんてゆーなよ、先生。オチ読めてんねんで」
「融通無碍・・先生、一億円貸して。そしたら融通無碍」
>まきさん
「寄り道なんてないのだ、と思います。
今、自分が進む道こそが王道であると。」
いや〜、この言葉気に入りました。
今後使わせてもらいます。
色んなことをしたり、見たり、聞いたりして
違ったジャンルでも基本的な部分は共通点が
あるな〜、と少しずつ気が付き初めています。
>石田さん
前に言ったかもしれませんが、
「反省することは良いけれど、後悔は
してはいけない!」この言葉、どっかの
飲み屋で教師らしき人たちの会話で
頂きました。これも気に入っています。
そうそう、私の一番のお気に入りは
ロストロポーヴィッチが言った言葉。
「常に自分の良心に照らし合わせて、
決して自分の良心に背かず生きる」
ちょっと言葉の遊びになっていたら
すいません。
では、前進しましょう!!!
>まきさん
いつもありがとうございます!
そうですね、自分が歩んで来た道に対して
後悔したってしょうがないですし、いつもそれは
必然だったんだという思いもあるのですけれど、
僕みたいにいつも進む道がくねくねとなっちゃう
と、「半分に折っても復元する投票用紙の開発
をめざして20年、ついに・・・」みたいな話を聞くと
「それって、俺には絶対に無理なことだなー」
と思うんですよ。
まきさんは小学校で教えてらっしゃるのですね
たしかに「裾野」だなんて、とんでもないことですね
僕も、「アマチュアが地域で気軽に演奏する世の中」
を目標にリコーダー曲集を構想したわけですけれ
ども、それを「裾野」とは思ってないですね。
それこそが音楽と人間の関わりの本来の姿
であって、プロ奏者のかたが行われる演奏会
のほうこそ、むしろオマケみたいなもんだと。
そう思ってます。
いつもご愛読、ご声援ありがとうございます!
これからもよろしくお願い申し上げます。
12日の日記を拝読して、いろいろなことを考えさせられました。非常に主観的な受け止め方をしていますので、もし、話がずれていたりしたらごめんなさい。
確かに、みんなが行きたがるいわゆる「広い道」というものは存在するでしょう。その「広い道」は、「ちゃんとした職業」だったり、「人に認められる地位」だったりするわけですが、みんながみんな、その道を歩むわけでもなく、その道が唯一無二のものでもないはずです。
私は昔、文学を志していましたが、現在は子どもたちに国語を教えています。逆接でつないだこの2つの生き方は、相反するようでいて、私の中ではそうではありません。文学やことばを知ることの喜び、論理性を養い思考力を磨く充実感、そんなものを子どもたちと共有していきたいと思っています。裾野を広げる、なんて大学教授は言っていましたが、違います。文学研究が頂上なのではなく、私が今子どもたちと共に行っていることこそが、頂上なのだと。
そんな偉そうなことを(時々は)思いながら、毎日、生意気なお子様達とバトルを繰り広げています。
寄り道なんてないのだ、と思います。
今、自分が進む道こそが王道であると。
>杉本さん
いつもありがとうございます!
あれれ、そんなに卑屈になってました?(笑
うーん、たしかに、傲慢になったり、振り子みたいに
行き来する方ではあるんですけど
必要としてくださるかたがいらっしゃる限り、
僕は頑張りたいと思ってます。「プロとして」
かどうかは別としてね。
こんど17日もよろしくお願いいたします。
>石田さん
がんばって下さい!!!
昔聞いた言葉で「謙虚であることは良いが
卑屈になってはいけない!」を日誌を見て思い出しました。
石田さんの行っている事は、私には今の音楽の世界への
ある種「造反」の部分があると思います。
当然良い意味で・・・だから理解されるまでは難しい。
少なくとも私にとっては貴重な方です。
もっと自信を持ってがんばって下さい!!!
わわわ、9999ヒット!
もちょっとで10000踏むとこだったぁ。
ウチは区切りカウンタとか、あまり気にせず
やってきたんですが、10000ヒットのかたは、
よければこちらに書き込みを。
僕のCDを進呈しますよ・・・それ以外に
僕から差し上げられるものないので(笑
>杉本さん
ほんとにすみませんでした。
メールもありがとうございました。
あとでメールします。おっしゃっていただい
たスケジュールで僕は結構です。場所は
この前のとこでいかがでしょうか。
ちなみにCDは焼きあがってます。
Sさんとのセッションは気合い入れていき
ますよ。通奏低音弾くのがとても面白くな
ってきたところです。
久元さんベートーベンですねぇ。
CDではけっしてモーツァルトを出されない
のは、なぜなんでしょうね。
>石田さん
日誌にまで書いてありましたね。
あまり気にしないで下さい。
それより、久元さんの新譜を購入しました。
是非石田さんにも聴いてほしいですね。
感想は久元さんへ送る予定です。
では、Sさんとのリコーダー合わせがんばって下さい!
>まきさん
おおっ、リコーダーアンサンブルですか。
いいですねー。素人でも、ちょっと練習すれば
そこそこ吹けるってのが、リコーダーのいいとこ
ですよね!
「主よ、人の望みの喜びよ」ですね、バッハの
コラールの名曲です。こないだの「ら・みゅーず」
の演奏会でも、アンコール曲がこれでした。
ずいぶん本格的な曲目ですね!
リコーダーでやるアレンジものとしては、
様式的にも問題が少ない、とてもいい選曲
だと思います。
また、讃美歌も、おそらく、バロック時代など
古い時代には、よくリコーダーで演奏されたに
違いありません。当時は音楽は歌が中心だった
ので、リコーダーは、歌とあわせたりすることが
多かったのだそうですよ。
今年の忘年会の主役は、
とある部署のリコーダーアンサンブルでした。
「主よ人の喜びよ」とかいう曲と賛美歌メドレーで美しく仕上げて、クリスマスムードを盛り上げる予定が、
途中で部長が楽譜を落っことしてしまい、
「今どこを吹いてるの〜」という状態に・・。
素人にはちょっぴり難しい曲で欲張ったのもいけなかったのでしょうね。
一生懸命、コンピュータールームで特訓していたアンサンブルメンバーの努力を知っているだけに、
みんな、まじめに聴いていました。
最後は、拍手喝采でした。
いろいろ迷うからいけない。
とにかく制作だな。
>まきさん
こんにちは、しばらくでした!
どうもご声援ありがとうございます。
そうですか、学校でお勤めですか!
僕は小学生のとき、学校で音楽部という
課外活動で、リコーダーの合奏をやって
いました。今思っても、とても美しい合奏
をやってましたよ!
微力ながら、がんばりたいと思いますので、
これからも見守っていてください。
どうもありがとうございました!
リコーダーって、もしかして、
身近じゃないのかもしれない。
一般の方々には。
でも、私にとっては一番身近な楽器です。
私の職場は学校です。
毎日毎時間子供達の奏でる天使のようなリコーダーの合奏が・・。
あっ音外しちゃダメだよん、
なんてつぶやきながら仕事をしています。
リコーダーって素敵な楽器ですよね。
素人からのエールで申し訳ありませんが、
応援させていただきます!
>杉本さん
いつもありがとうございます!
ええ、そうですよね・・・そのへんの事情は僕も
想像がつかないわけではないんです。
それに、日誌にも書きましたように、それぞれ、
楽しいアレンジ・演奏で、ずいぶん表現力のある
もんだなと思ったのも事実なんです。
ただ、リコーダーオリジナルの曲らしいのが今回のプログ
ラムには含まれていないように思ったものですので・・・
昔、僕が通った高校はギター・マンドリン部が
わりとうまかったのですけど、彼女らは、
ギターマンドリンオーケストラのためのオリジナル
作品をすごくやりたがっていたのです。
プログラムに、一つぐらいは入れていました。
そういうことを、ちょっと思い出したんですよね・・・
お気にさわったようなら、どうぞお許しください。
「バロック以前か、現代か」というのも、また極端な
話ですね。現代でも、アマチュアが楽しめるような曲を
作曲家たちが書けばいいのにと僕は思うのですけど。その点、合唱はやっぱり恵まれてます
よね。リコーダーは、まだ人口が少なくて、作曲家たち
が書こうと思うまでに至らないんですね。
うーん、僕が書くかな(笑)
昨日は奈良まで遠路はるばる御苦労様でした。
早速日誌を読ませて頂きました。
石田さんの御意見、よくわかりますが、
リコーダーで音楽をしようとなるとどうしても
あの様なアレンジものは欠かせません。
まして演奏会などやるには特にね。
リコーダーの特徴を生かしたオリジナル作品は
実は数多くあります。
バロック以前と現代作品ですね。
でもこれを人前で聴いてもらうためには
相当なレベルが必要です。
またバロック以前なんかは半端じゃありません。
どう言うんでしょうか、前者は音楽的に作り上げる
のが非常に難しく、後者はテクニック的に非常に
難しいのです。
コンクールなんかに臨む時は比較的、現代の作品を
扱いますので、また春にでも来られると内容が
様変わりしています。
日誌に対して補足させて頂きます。
まきさん、はじめまして、ようこそいらっしゃいました!
そうですか、演劇をねぇ!
僕も演劇は実は大好きで、いいお芝居
を見る機会があったときは、本当に楽し
い思いをします。また、高校生のとき、
クラスでやった芝居につける音楽を作曲
したのは、とても楽しい思い出です。
リコーダーは、おっしゃる通り、本当はすば
らしい楽器で、ほんと、つまんない楽器なん
て、ないですね。たとえばハモニカだって、
じつにすばらしい音楽をやる人がいくらでも
いますしね。
そのリコーダーのお兄さんは、もしかすると
吉澤実さんでは・・・「ふえはうたう」だったら、
そうなんですけどねー。
で、これまたおっしゃる通り、教育楽器というの
は、みんなが親しんだ経験があるという有利さ
がありますから、うまく皆さんに良さをわかって
いただければ、とてもメジャーな楽器になる
可能性を持っていると、僕も信じているわけです。
「オモチャ」という偏見を、いかに払拭するか、
なんですよねー
猿人でもたぶん屈指の「長文派」だと自認して
おりまして、さぞご迷惑だったろうと思いますが、
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
初めまして。
日記猿人で見つけて、お邪魔しました。
趣味で演劇をやっているのですが、
舞台で楽器を使うことが結構あります。
そんな時に迷わず持つのがリコーダー。アコーディオン。アルトサックス。
という風に、学校で昔使ったものばかりです。
子供の頃、教育テレビでリコーダーのお兄さんが登場して演奏したのを聞いて、
リコーダーに対する見方が変わりました。
リコーダーだけでなく、どんな楽器に関しても、
「かんたんな楽器」「つまらない楽器」はないんだと、
知りました。
楽器を使う・扱う人はまだまだ少ないけれど、
教育楽器っていうのは、ある意味強いのではないでしょうか?
そう思うのですが。
リコーダー奏者のかたに竹佐さんが
コンタクトを取ってくださった。
いよいよ、プロジェクトは動き始める。
肝心の中身作りが、まだ再開できない
のがもどかしい・・・
>近藤さん
どうもご連絡ありがとうございます!
そうですか、すばらしい!
僕のほうも、リコーダー曲集について、
いろいろと考えが進んできましたので、
またぜひお話ししたいと思っています。
楽譜ができましたら(1曲目、2曲目もあわせて)
ぜひいただきたいです。演奏してみたいものです
ので・・・
よろしくお願いいたします。
リコーダーとチェンバロの曲、3曲目本日、スケッチできました。推敲と楽譜の清書にかかります。
やっとできました、一応
K331(K300i)ソナタ進行中。
なんでこんなに時間かかるかなーと
思っていたが、やっぱ曲が長いよ。
第五変奏が終わったとこで12分越えてる。
普通のソナタの第一楽章の2曲ぶん。
ようやく最後のアレグロに入りまふ。
海外レーベルから、とりあえずかすかな
反応。
ちぇっ、こんなに簡単に聴いてもらえるのなら、
もっと早くに動くんだったなー。
一日じゅう雨。
秋冬の雨は、ココロに染みてくるような
ものさびしさがありますねー
僕はまだおんぼろでも屋根のあるとこに
住んでるからいいけど・・・
あいたた・・・
8400踏んじゃった。
>ずんたろさん
いやー、ありがとー
もう世界から見捨てられ忘れられた気分で
かなり元気なくなってました、ははは
そうですか、リコーダーをねぇ!
最近、リコーダーのことよく書いてましたからね(笑
ま、気をとりなおしてがんばります。
こんばんわっす。
今日、六甲山頂にて一服してたら、子供にリコーダーを買い与えてる親子連れを見
ました。で、石田さんのことを思いだしたって次第です(笑)。
うーーーん
なんか悲惨な目にあっておられるようですなぁ。
昔の日記を思わず思い出したり・・・(笑)
って、笑い事じゃないし、他人事でもないっすね。
MO買うかなぁ・・・
石田さんもメゲないようにね。
でわ。
サブマシン昇天。
作りかけのシーケンスが吹っ飛んだ気持ちという
のは、生ピアニストだったら、どういう場面に相当
するだろうなぁ・・・ちょっと、該当するシチュエーション
が思い付かないな。
作曲家なら、書いた曲の譜面を失ったようなものだ。
でも、丹精込めて書いている曲なら、憶えているから
大丈夫だろうな。
作家だと、一週間ぶんの原稿を失ったら、けっこう
打撃かも知れない。そんな感じっすね。
世の中とのつながりをもっと持ちたいなー
はやく音楽で人の役に立ちたいなー
と思うきょうこのごろ。
ちっ,7900踏んじゃった。
>戸田さん
いつもありがとうございます!
まずまずお気に召したようで、嬉しい限りです。
ええ、確かに、いろんな古典調律を使うと、独特な色合い
が出てきて、味わいが複雑になる感じはあるんです。
ただ、やるなら、最初から「この調律」と決めて、それで
作ってみないと駄目だと思うんですね。やっぱり
MIDIピアニストの命は、「出音に対する責任」といいますか、
「出て来る音はすべて確認ずみの演奏」であること
だと思うんです。だから、平均率で作った演奏を、「後で」
別な調律に移すようなことはしたくない。必ずそれは
奏者である僕が意図したものとのズレが生じるからです。
他方、最初から調律を平均率以外の何かに決める、
というのは、とても勇気がいる、というか、今までのところ、
根拠のある選択ができないままに、来てしまったというのが
正直なところです。
ただ、経験的に、ヴェルクマイスターかキルンベルガーが
いちばん自分にとっては馴染みやすそうなので、
そのどちからかをホームグラウンドに決めてしまえないかなぁ
と思っているんですけどね・・・
懸案の一つではあります。
それから、「生ピアノでは弦どうしが干渉しあって響きの
濁りや唸りが減少する」というお説には、非常に興味を
引かれました。僕は「究極のピアノ音源」の登場を
夢見ているのですけれど、そのさい、ぜひ考慮に入れたい
項目となりました。
ども、松江のCDいただきました。
ふむふむ、細かいアゴーギクが丹念に練られていて、石田さん
の「歌」をたっぷり聞かせていただきました。どうしても音色が
単調で(生ピアノのような雑音成分や倍音成分が少ない)、やっぱ
りうるさい人はそこを突くのでしょうが、SC88のマップ(ヴェロ
シティと音色との対応表)を使い倒して、そこを手当しているのが
はっきり判ります。
ふと思ったのですが、音の単調さの原因の一つが平均律にもあ
るのかも知れません。生ピアノは(厳密には平均律に調律すること
はないはずですが)かなり濁るはずの長3度も濁りがあまり濁りま
せんよね。一方エレピではこれが非常に気になります。多分生ピ
アノは弦が互いに干渉するんでしょう。電気的に合成されたエレ
ピの音だとこれがない。もしかしてミーントーンなどの古典調律
を試みられると面白いかも(転調の効果も増しますし…)。
収集ちゃう、収拾です。
VIP復活しました。
エマニュエルの作り掛けシーケンスも救われ
ました。
一人で騒いで一人で収集。
メインマシン故障,打ちかけのCPEバッハがパァ。
やられたなー。
教訓。「不安のある機械で仕事をしてはいけない。」
こいつでしかできない仕事などほとんどないのだから,
安定しているマシンでやるべきだった。「動いてるん
だから,使わないともったいない」と思ったのが運の
つき。
サブノート・チャンドラも,ちょっとハードディスクの
異音が出始めていて,あぶない。「毎日バックアップ」
が必要だなぁ。とくにメール関係。
けっきょく,安定していてビクともしないのは,師匠に寄
贈してもらったサブマシン,Commetだけだ。
>杉本さん
わかりました
いつもお世話になり、本当にありがとうございます。
お待ちしています。
>石田さん
それでは22日夜9時に例の場所に御願いします。
一応、そこに連絡しておきます。
色んな候補の譜面とCDを準備します。
仕事帰りなので予定より遅れるかもしれませんが
その時は先にはじめていて下さい。
では。
>杉本さん
ありがとうございます!
いいですよ、22日でいいですか?
えっと、一応、アルペジオーネは、ビオラ用編曲の
譜面なら持っているんです。たぶん、ピアノはいっしょ
じゃないかなぁ・・・
フルート名曲集についてはぜひお願いします!
えっと、僕はMDプレーヤを持っていないので、
急ぎませんから、WAVかMP3で欲しいです・・・
石田
>石田さん
え、アルペジオーネがやりたい???
是非しましょう!
早々譜面が渡したいですね。
例の場所で22か23の夜遅く(9時頃)
どうですか?
御要望のやつも準備しますが?
それからサマースクールのMDは、とりあえず
マスターをお貸しします。
ダビングする暇がない!
9/10のダビングで今必死です。
MOのやつが調子が悪くて苦戦してます。
では、返事待ってます!
>杉本さん
いつもありがとうございます。
リコーダーの件ですね。
僕も「ボトムアップ」志向です。
スター演奏家をプロモートするとか、そんな芸当が
できればいいですが、できるはずもないですし
まぁ、アマチュア演奏家が増えて、仲間が仲間を呼ぶ、
楽しそうにやっている人を見て、自分もやってみたく
なるという、波紋のような広がりをイメージしています。
とにかく、作るのが楽しいので、できる限り、必要とされ
るものを、買っていただけるように持って行くことを
考えながら、楽しく「いいもの」を作っていきたいです。
モーツァルトのソナタですか、これはもう、僕のいちばん
やってて楽しいところですから、喜んでやらせて
いただきますよ!
あと、前におっしゃっていた「フルート名曲集」について、その
内容のアドバイスをいただけると嬉しいんですけど。
僕だと「フォレのシチリアーノは入れたいなぁ」
ぐらいしか
わかりません、ははは
あ、「アルペジオーネ」もやりたいなぁ。
>石田さん
石田さんの気持ちはわかりますが、難しそうですね。
例えば「トップダウン」か「ボトムアップ」か?
前者で上手く行けば一番いい。
けどプロデュース次第では早く廃れてしまう。
後者だと小数でも根強いファンはついて長続き
するだろうけど割が合わない!
どっちを選ぶか?難しいですね。
私個人の考えは、後者に近く、信者を増やせば?ですね。
また今の世の中で「爆発的ヒット」は難しい企画だし、
多様化したニーズに応えて行なう世の中、どう差別化
するか、できるかが課題。
ま、とにかく多くの作品をつくりましょう!
今度はモーツアルトのバイオリ・ソナタのフルート版を
御願いしたいですね。フルートとのオリジナルらしき
曲もあるので。
では。
>ずんたろさん
いつもありがとうございます。
CDのほう、気に入っていただけたようで、嬉しいです!
試験のほう、ほんとに受かるといいですね。
僕は僕でこつこつとやっているんですが、なかなかねぇ(笑
石田さん
ご無沙汰してます。
いつも掲示板への書き込みありがとさんです。
実は、今日の試験の合間に戦闘モードにはいるために遅ればせ
ながらCD聴かせていただきました。
サブイボモンですわ。
石田さんが1枚目の版権をドーナツ2つで売っぱらうのが良く
わかりました(爆)。
まだ、一度通して聴いただけですので感想なんておこがましい
ですが、じっくり聴いてまたメールしますね。
でも、効き比べとかはでき無さそうですなぁ(笑)。
あ、一聴して音源のレベルアップはわかりますね。
でわ。
>戸田さん
お久しぶりです,お元気でいらっしゃいましたか?
以前,リバーブ処理のことでたいへんお世話になり,
ありがとうございました。
松江CDノートミス修正版,できています。
お送りさせていただいてますので,申しわけありません
が,もう一度お送り先をメールいただけますでしょうか。
古いメールをひっくりかえして見たのですが,どうもま
た吹っ飛ばしているようで・・・すみません(汗
合唱の件
そうですね,合唱はアマチュアが楽しむ音楽として,
いちばん成功してますよね。私もコーラスやってましたし,
知り合いにも,いまだに楽しんでいる人たがいます。
やろうと思えばバロックや古典の名作もやれますし,
新作にもいつもこと欠きませんからね!
体から出る声がそのまま音楽になっていくあの快感は,
やっぱり音楽のいちばん根本的な楽しさに直結している
んだと思います。
リコーダーはそれに比べればたしかにいろいろ困難もあり
ますし,合唱人口ほどまでは行かないと思うんですけど,
小人数で(あるいは一人で・・・)やれるという点がいい
と思うんです。オカリナのことはよく知らないのですが,
オリジナルの名曲があるという点で,リコーダーの特長も
あるんじゃないかな・・・と思ったりしています。
従来に比べて,うんと楽しく手軽にやれるような,また
やってみたくなるような提案ができないかなぁと思って
考えをめぐらせているんですが・・・
ども御無沙汰です。松江のCDってノートミス修正版が出たのですか?
それが出たら注文しようと思っていたのですが。
合唱って、一人一人の腕が大したことがなくても演奏できちゃう点が
よく、コンクールがうまい具合に流行り廃りを作ってもくれ、従って
楽譜もそこそこ売れるので新作がどんどん出てきてますね。私の入っ
ている所ですら、この10年に委嘱新作を3作世に出しています(組曲
1、単独曲1、編曲物の組曲1)。合唱ってアマチュアの集団音楽と
しては極めて成功している例でしょう(もっとも、中には合唱するた
めに働いているような人もいますし、合唱人口自体が減っているので
この先どうなるかはわかりません)。ともかく、下手でも楽しくでき
ちゃう点がすそ野を広げています。
一方リコーダはそんなに簡単じゃないと思いますよ。「聞いたことも
ない古い作曲家の曲を日々精進して重奏する」っていうのが大方の見
方ではないかと。合唱とは比較にならない位敷居が高いように思いま
す。私自身回りのリコーダ吹きを見て、「この人達ほど精進できない
なあ」と溜息をついてますから。
楽器ならオカリナの方が敷居が低いでしょう。合奏は難しいようです
が、上手に吹けなくても「どうせおもちゃだ」と自分に言訳すること
ができ、名手にかかれば凄い演奏も飛びだす。
素人音楽なら、カラオケなんぞの前にフォークブームがありましたよ。
あれも「取付きやすいが奥も深い」点が広がった理由だと思います。
>杉本さん
そうですね、おっしゃるような事情が複雑に絡んで
こんなことになったと思うんですが、
だから一つ言えるのは、「自分で体を使って演奏する」
という、非常に大事な要素が、クラシック音楽に
おいてはとても欠けている。
一つ非常な普及をしているのが、楽器のいらない「合唱」ですね。
だから、合唱に次いで手軽にやれる「リコーダー」を
僕は爆発的に普及できないかと夢に見るわけです。
せっかく学校で習うのに、ぜんぜん後につながらない
人が圧倒的多数なので・・・
学校用教材も含めて、改革したい思いがあるんです
けどね・・・
そうすれば、作曲家たちも、クレメルやマみたいな
名人のための曲もいいけれど、素人が吹くための
曲を書いてくれるようになってくる・・・という、
18世紀の形を今に再現できないか、と思うんですよ。
現に、POPSでは、カラオケの普及によって、そういう
状況が生まれている面があるわけで・・・
石田さん、
現代音楽と言われる、「今」の音楽の中も様々で
私が思うのは、「今」と「昔」の大きな違いは
「演奏者」「作曲家」が完全に分離したこと。
音楽自身がある程度の水準(学術的、ソース数)に
来た事、メディアが充実したことが全て絡んでいる。
様な「音楽」と言ってもその種類が多種多様になり、
いつでもどこでも手軽に聞けることが、聞き手自身を
成長させない原因ではないか,と言うより極端な
2極化(どうでもよい、非常に拘る)を産んでいる
ような気がします。
それから音楽の意義(セレモニー等)が薄れたことに
より日常生活で洪水状態であることも。
クラシックに限定すると、演奏家と作曲家が協力して
新しいものを求める想像的、開発的なアプローチが
非常に減っていること。極限られた部分でしかなされて
いない事実も。私が好きなギドン・クレーメールや、
ヨーヨー・マーは、それを実践している数少ない
音楽家であり、その辺を危惧して日夜、前向きに
つき進んでいると思いますよ。
あ〜、話しが大きくなっちゃたけど・・・
では。
しかし,そう言ってしまうと,今度は,僕のほうにも,
「J-POP聴く人は多いのにモーツァルト聴こうという人は
少ない」のを嘆く資格はないということになるかも。
こりゃ自縄自縛ってやつだなぁ。
けっきょく,自分にとってイイと思うものを,書いたり
弾いたりするしかないのが,音楽家の悲しい宿命なのだ
ろうね。