洗濯室

柩や身近なお友達が普段している、洋服のお手入れに関するお話。

 

※ お洗濯の方法については、あくまで参考の為に書いています。
電氣ブラン室及び片城柩は、責任を負いません。
お手持ちの大事なお洋服は、必ず、素材やお手入れ方法を確認して下さいね。

 

フリルペチコート「改」のこと。

素材は綿100%のブロードですので、普通の洗濯機で洗えます。特に手洗いコースとかに設定する必要はありませんが、ネットに入れると他の洗濯物と絡まなくて、楽ですよ。

★でも、あの大量のフリル全部にアイロンをかけるのはちょっと…。な人は、

@洗濯の時に、柔軟材を入れましょう。
 市販のものでいろいろ出てます。干すだけで皺がとれるよ、とか、柔らかくなるよ、とか言われているものです。使う時は取り扱い注意をよく読んで下さいね。

A干す時に、フリルをのばしましょう。
 スカートハンガーのような挟む所が2ヵ所しかないハンガーだと、フリルもつぶれちゃうし、3重フリルはぎっしり重なっているので、なかなか乾きにくいです。濡れている生地は重いので、変な乾き皺も出来ちゃいます。
 小物干しなどで4ヶ所以上ウエスト部分を挟んで、着ている状態に近くします。更にフリルを何ヶ所かつまみあげて広げるとふんわり乾きます。見た目はオバケみたいですが…。
 干す場所に十分広さがあるなら、タオル干しなどに、吊るさずに広げてしまうのもお勧め。時々ひっくり返すと良いです。

B気になる部分だけアイロンをかけましょう。
 1番外側のフリルの、気になる所にだけアイロンがけ。余力があれば、下からのぞいて見て、フリルがくしゃっとしているな、と思う部分だけアイロンがけ。
 アイロンがけは疲れてしまう前に妥協するのがポイントです(笑)。
 20mのフリルに全部アイロンをかけるのはほんとに大変だし、襟やカフスのようにトッテモ目立つ所という訳ではないので…。
 かける動作がどうしても苦手で、むしろ皺を増やしてしまうよ〜という場合は、蒸気だけを当てるのもお勧めです。火傷しないように気を付けて下さいね。

★そもそもアイロンがけが苦手、て言うか無理! な人は、

@柔軟材は必須。

A干す時に、徹底的にフリルをのばしましょう。
 フリルの裾の縫い代の所を両手の指で、横にぴんっと引っ張ります。力は入れなくていいですよ。でも、かなりギャザーが寄せてあるので、少しづつしか出来ません(笑)。これをぐるーっと一周、全部やります。
 ちょっと面倒で、時間もそれなりにかかりますが、ここで丁寧に広げておけば、アイロンは全くかけなくても大丈夫です。何よりアイロンがけが苦手でやりたくない、という人にはお勧めの方法です。
 どっちも面倒だよ…、と思う場合は、1番外側のフリルだけをのばす(内側は見なかった事に)。または、干してみて、捲れあがったり折れたりした部分だけ、のばして下さい。

★着ている時なんかは。

 どうしても長時間座っていなくてはいけない時って、ペチコートもぺしゃんとなってしまう事がありますよね。
 そんな時は、立ち上がる時に手で広げる。これは、人目のある所だと、ばさばさっとは出来ません(笑)ので、さり気なく、表のスカートと一緒に軽く掴んで、真後ろに向かって捲れない程度に引っ張るだけ。フリルに分量があるので、これだけで、かなりふんわり感が戻ります。スカートの座り皺を軽く直す動作と同じで、目立ちません。実際に、食事やお茶、映画などで2、3時間座っている程度だったら、ぺたんこになってしまう事はないので、この程度で大丈夫です。
 座る時にも、周りに迷惑でなければ、下に敷いてしまう部分を少なくするように左右に広げると楽です。
 でも、もっと長い時間座っている事も。そういう時は、反則技(笑)。
 被害を最小限にする為に、ペチコートを回します。つまり、座っている間に敷いていた部分を前にしてしまうのです。これは、人前では絶対出来ませんから、チャンスを見つけて、個室でやって下さいね。

★畳んでおいた時は。

 フリルペチコートって、ハンガーラックにかけていても幅を取るんですよね。ワンピースとかJSKだったら、3着かかるくらいの幅。クローゼットの中で、知らないうちに他の服に押されてて、着ようと思って出したら、何となくヴォリームがない…。勿論、時間があるならアイロンがけも出来るけれど。
 今直ぐ出かけるってくらい時間のない時(笑)は、振る。ばさばさと。これが意外と効きます。でもコレは緊急の場合です(笑)。ハンガーに吊って保管する時は、押さえ過ぎないように気を付けて下さい。
 それから旅行先に、ペチコートを持って行く場合。余裕があればふんわりなまま持って行きたいけど、無理な場合が多いですよね。
 お泊りなどで翌日に着用の場合は、きゅっと畳んで袋(ビニル製の、まちのないショップバッグのタイプが便利)に入れて、手で押さえて空気を抜いて、体積をちっちゃくして持って行きます。部屋に着いたら、真っ先に出してハンガーにかけておきましょう。手で形を整えてかけておくだけで形はかなり戻りますよ。

 

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