*****ちょっと悲しい*****
職場での出来事。。。お隣の席のYさんに目の前にあるセロテープ台を取ってもらった

手から手へと受け取った途端、楽しげにクスクスと笑い出したYさん

あんまり楽しそうだったんで私もくすくすと吊られて笑った

一緒に一笑いした後、何がそんなに可笑しかったのか聞いてみた

あ然。。。セロテープ台を受け取った私の手が余りに大きくて可笑しかったんだってさぁ〜

「そんなに手が大きかったっけ?」と小さな手の持ち主の彼女は悪気もない様子でなおも笑いながら尋ねてくる
何を隠そう自分のなかで一番嫌いなのが、この大きな手なのである

背だって大きい方じゃないし、体もどっちかと言うと華奢なのにどういう訳か手だけが大きく成長してしまった

そうそう湯船の中で浴槽に手を当て こんな手だったらいいのになぁ〜と何度溜息をついたことか。。。

それからは仕事をしていても手にばかり視線が行く。。。

そのうちに笑われた手がだんだんと可哀想に思えてきて、ちょっと悲しかった

私と同じように大きな手をしていた母のことも一緒に笑われたような気持がして ちょっと悲しかった

こうした思いって口に出して言葉にしない限り、相手にとっては ただひたすら笑えることでしかないんだよね

たいていこうしたもんだよね。。。

私は受けた傷に敏感になるよりも、人の心にトゲを刺さないように気を付けよう

そんなつもりじゃなかったのに。。。と後悔しなくて良いように気を付けよう


追伸: 私の大きな手は
人一倍おっきな幸せを掴むためにあるんです。。。と思いたい        
                                               2002年8月2日 記