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二ノ宮亜美 |
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全119話中の71% |
大和圭介 |
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全119話中の12% |
圭介+亜美 |
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プール |
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亜美+鶏助 |
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4巻1話、8巻8話 |
トレーニングルーム |
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6巻6話 |
関和明+亜美 |
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1巻7話 |
鶏助 |
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4巻5話 |
野球場 |
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8巻3話 |
緒方剛 |
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8巻6話 |
海 |
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9巻6話 |
学校 |
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11巻1話 |
水泳 |
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12巻4話 |
競技場 |
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12巻10話 |
男主人公の強さが目立つ「ラフ」だが、こと中扉への登場という観点では、何よりも亜美の多さが際立っている。 86回というのは、彼女一人の時だけを数えたものであり、他の人物といっしょにいる時を含めると実に95回にもなり、これは全体の約80%を占める。 「みゆき」でも、若松みゆきが圧倒的に多かったが、それとは少々意味が違うようだ。 亜美が多い理由は、主人公たる圭介と、そのライバルの仲西という2大キャラクターが、ともに彼女を追い求めていたからだと思う。 言い方は悪いが、「水泳よりも女」である。 また、圭介の回数が少ない分、さらに亜美の登場が増えたともいえるだろう。 その圭介は、意外なほど少ない。 「H2」の比呂とは、えらい違いだ。 これは、ライバルの仲西という人物が、あまりにもすごすぎて(圭介は最後まで彼に追いつけていないといえる。その後はともかく)、その分圭介の存在が薄れているためであろうか。 ところが、さらに意外なことだが、その仲西は、表紙には1回も登場しない。ライバルといえば、芹沢も扉には登場しない。 あだち作品の場合、ツーショットは少なめだが、ラフもその例に漏れず、圭介と亜美の組合わせは6回のみである。 やはり愛読者としては、多いほうがいいのだが。 関和明+亜美の組合わせが1回あるが、これはシルエットの状態であり、そう注目すべきことでもないだろう。 以下、細かいものを見ていく。 緒方や野球場は、いずれも緒方の最終戦の頃に使われた。 ナインやタッチで描いてきただけあって、やはり野球の場面は見ごたえがある。 鶏助は、「タッチ」のパンチほどには出張らない。 海の風景は、あだち作品にはよくあるが、水との関わりが強い本作品においては、なぜか亜美の事故後の1回だけである。プールの風景(人物がいない場合のみ)が5回あるのは当然としても、もう少し海があってもよかったと思うのだが。 |