平成18年 (2006年) 10/27   

  第9号        戻る


川崎市立柿生中学校

  同  窓  会  報  



がんばれリーダー

  教頭 鈴木 和夫 


 平成十八年度が半分終わり折り返し点に来ました。七月の合唱コンクールや九月の体育祭など、何日も前から練習や準備に取り組み本番に臨みました。四月に転勤してきた私にとって、いろいろな行事がどのように行われるか大変興味あるところでしたが、生徒たちの動きには感心させられました。特に、各学級の
リーダーの活躍には驚きました。自主的に行動できない中学生が増えているとよく言われますが、本校の生徒は自分の役割を認識し、多くの場面で意欲的に行動していると感じま
した。
リーダーを任された、あるいは引き受けた人はその活動の中で、自分の意見を伝えるとき、周りの人が思い通りに動かず苦労する場面を経験すると思います。そんなとき、自分から逃げ出したくなり、やめたくなるものですがそれを乗り越えるときに大きく成長するものです。
このリーダーたちは、自分から積極的に取り組んだことで自信がつき、達成感が得られ、これから出会う様々な困難を自ら解決していかな
ければならないときにきっと役立つことと思います。

 

さて、今年度から二学期制がスタートし夏休み期間や定期試験の実施方法、それにともなって成績をつける時期など様々な点で見直しがされています。夏休みを短くし秋休みを設けたり、学習の継続ができるよう夏休み中に登校して学習できる日を設定するなど、今後の活動がスムーズに行えるよう工夫をしています。
夏休み中に登校する機会が増え学習の継続ができることはいいことなどですが、最高気温が30℃を超える日が続くことが珍しくないことを考えると、生徒の健康面で心配があります。校舎改築の折には、生徒が活動しやすい環境を作るために努力したいと考えています。これからも地域の活動にも目を向けながら改善していきたいと思います。
柿生中の生徒は地域の協力のもと、多くの自然が残されている環境で学べることに感謝と誇りを持ち、多くのリーダーが育って欲しいと思います。

 

校舎改築について

  同窓会事務局

 平成17年度、柿生中学校校舎改築が正式決定し、基本構想計画の基づき、11月より学校関係者・保護者・地域代表等により組織された「校舎改築推進協議会」並びに、教育委員
会。まちづくり局・協議会代表・麻生区役所。業者。学識経験者。関係局から組織される「基本構想検討委員会」が正式に動き出しました。本
来であれば、昭和30年代に建築された市立小中学校が数多く残されているため、昭和40年代に改築された本校は、その後ということになりますが、学校関係者・PTAは勿論のこと、多くの地域の方々の熱意が今回の改築決定に結びついたことに対し、改めて厚く御礼申し上げます。
さて、○いろいろな新しい学習形態をとることができる環境の確保○生徒の健康と安全を確保○地域社会の核となりうる施設をコンセプトに本校の改築が決定したことを受け、生徒も地域も共に利用できる施設を目指し、それぞれの委員会で検討が重ねられました。検討委員会では、平成17年度中に5回の委員会が開催され、推進協議会の要望や、学校の敷地条件、法的なことも考慮し、改築後の最終的なゾーニング案を取りまとめました。推進協議会は平成18年9月までに13回開催され、主な要望事項がまとまりつつあります。主な要望事項として、次の点が挙げられます。

@プールの設置(基本構想の中で屋 上に設置が決定)

 

 

A地域開放施設の充実 現行の開放施設は、校庭と体育館のみですが、改築後は特別活動室・音楽室。図書室・格技室・プール等も開放予定です。

B 「柿生ミュージアム」の設置 本校は長年柿生地区唯一の中学校としての歴史があり、柿生地区(都筑郡・鶴見川水系) の歴史を後世に伝えて行く必要があること。また、あと2年後には柿生村誕生から120年、川崎市編入から70年という記念すべき年を迎えるこということなども考慮し、本校内に歴史博物館の設置を要望することになりました。

C普通教室へのクーラーの設置推進協議会では、学校二学期制も始まり、8月に授業を行うようになったことや、地球温暖化の影響、今後本市の整備基準が変更される可能性があることを考慮し、学校区内小学校PTA向けアンケートでも設
置を希望する声が大きいことから、普通教室にクーラーの設置を要望することになりました。現在、本市では市内全小中学校の普通教室に天丼扇を設置したところであり、その効果について検証しているとこであります。冷房の設置については、川崎市義務教育施設整備基準の定めるところにより、航空機、高速道路、鉄道等の騒音対策など特殊な事情がある場合に設置されており、現在、小
学校114校中13校、中学校では51校中8校に設置されている。しかしながら、東京都では、83%に

 

設置されている。しかしながら、東京都では、83%に設置され、京都府ではPFI手法を導入し、全校に設置されています。今後、地球温暖化などによる環境変化や、二学期制の導入による教育環境の変化などに留意して、学校の冷房設備の取り扱いについて、関係各局とも協議していくこのことでありますので、推進協議会としても粘り強く要望していきたいと思っております。

Dその他
*本校は高台に位置していることから障がい者やお年寄りに配慮し、市道上麻生155線からのエレベーター設置*屋上緑化・壁面緑化の実施。ソーラー発電の設置。ほこり対策。
等々、今後ともより良い学校建設のため検討を重ねて参ります。

今後のスケジュール

平成18年度 アセス、基本設計
平成19年度 実施設計
平成20年度 工事着工
平成21年度 新校舎完成
平成22年度 校庭完成

 

 

 

 



        
卒業生にインタビュー


今回51期卒業生で俳優として活躍中の福士
誠治さんにインタビューしました。

Q.本日は撮影中のお忙しいところおいでいただきましてありがとうございます。
さっそくですが、NHKで朝放送されていた「純情きらり」に松井達彦役で出演されていましたが、出演されたきっかけと出演された感想をお聞かせ下さい。

―オーディションに出て選ばれたこ
とです。そして出演して役者とし
て、人として、最高の幸せな現場
でたいへん勉強になりました。

Q.好きな役者さんはどなたですか。
―西田敏行さんや渡辺哲さんのよう
な方です

Q.好きな女の子のタイプは?
―明るい人が好きです。

Q.好きな食べ物は何ですか。
―焼き肉が好きです。
では今度食べに行きましょう。

Q.さて、と日を思い出していただいて、
柿生中学校在学中、部活動は何を
していましたか。また好きな勉強
の科目は何でしたか。

―部活動は野球部に入っていまし
た。好きな科目は体育や音楽です
ね。そして中学校時代良かったの
は、たくさんの友だちと出合えた
ことです。

Q.今の中学生に何か一言ありますか。
― そうですね、今を楽しむことで
すね。しっかり生きることが次の
自分のステップに繋がると思いま
す。僕はそれを教えてくれた方々
に感謝しています。
 


                         

Q.最後に今後の夢を教えて下さい。
―ずっと役者(表現者)として生き
ていきたいです。
ありがとうございました。
今後ますますのご活躍に期待致し
ます。俳優さんは身体が資本と思い
ますので、健康に気をつけてご活躍
下さい。同窓生として応援致します。



【ブロフィール】

生年月日  1983年6月3日生
血液型 O型

【参観のスケジュール】
2006年11月27日放送予定
TBS系「水戸黄門」出演
2007年夏公開予定
映画「ワルボロ」出演
2006年10月21日発売
雑誌「婦人公論」(掲載予定)
2006年10月23日発売
雑誌「JUNON」(掲載予定)
2006年11月5日発売
雑誌「FR aU」(掲載予定)
       

第9期生同級会
       
 星芝 義人(昭和32年卒業)              

我々第9期卒業生は、3〜4年に1回同級会を開催しています。
上麻生地区、片平古沢五カ田地区、東柿生地区、岡上地区、栗木黒川地区
の5地区が持ち回りで幹事を務め、今回岡上地区が幹事で、平成17年11月13日
柿生駅前の「とん鈴」で開催しました。
参加者35名で、卒業後初めての参加、久々の参加もあり、皆んな柿中生活に戻った
ように当時の呼び名を使い、数々の想い出話や近況など時間の過ぎるのも忘れ、
楽しいひとときを過ごしました。
続いて二次会へ‥
女性の同級生がママのスナック「マリモ」で行いました。
ママのご厚意で、我々同級生の貸し切りにしていただき、カラオケ、おしやべりに我を忘れて大騒ぎし、童心にかえったような一日でした。


 

第27期同級会
       
 高木 裕之(昭和50年卒業)                 

私の人恋しさから、連絡の取れる友達に声を掛けたことがきっかけで、
2005年11月12日に小学校中学校を共に卒業した友人達が30年以上の
時を経て合うことが出来ました。
最初は盛り上がりがイマイチでしたが、自己紹介をしようということ
になり、ひとりひとりが名前と近況を報告しながら、昔の記憶を呼び覚ましていたものと思います。
時間と共に雰囲気が和み、いつの間にかニックネームで呼び合ったりして、
その時代にタイムスリツプした様な錯覚に陥りました。
時間はあっという間に過ぎ、お開きとなってしまいましたが、この集まりを聞きつけた友人や、
もう一度やりたいという人の意向で、2006年5月6日に友達がやっている店を貸し切っ
て、おじさん、おばさん達が31名も集まり、家庭を顧みず楽しい時を過ごし、
いきおいで3次会まで行ってしまった人も居ると聞きました。

 

 

母校通信 

人生初の全国大会

                              吹奏楽部顧問 丸山 胤幸
今年の4月に着任し、まさかこんなスピードで
コンクールをものにできるとは思いませんでした。
何より子供たちの成長ぶりには驚かされます。県
大会、東関東大会では強豪中学相手に好演を披露する
ことができました。サウンドやテクニックもかなり上達し、
子供たち一人ひとりがその進歩を実感できるようにまで
なりました。
柿生中学校特有の素直さとおおらかさがうまく作用したの
でしょう。

 

    

合奏中一生懸命顧間の話を聞く態度、そして少しでも
上達したいという強い向上心。これら無くして、今回の結果はなかったと思います。夏休みから始まったコンクールもこの大会で本当の終着点となります。
この長かったコンクール、ラストチャンスまで到達できた
満足感をいつまでも忘れずに、そしてこの想いを大切に
しながら、これからの活動に活かしていきたいと思います


関東大会出場にあたって

                         バドミントン部顧問 大熊 誠二

 

「バドミントン部、頑張って下さい。期待しています!と
夏の大会の前に、色々な生徒から、こんなうれしい言葉を
かけてもらった。柿中生の温かさを改めて感じると共に、
本当にうれしい気持ちになった。
今年、柿生中バドミントン部が7年連続で関東大会に出場
できる事となった。
県大会で、女子団体戦優勝、女子個人戦シングルス優勝、

 

                    
ダブルスでは優勝と準優勝をし、関東大会への出場権を勝ち取った。
物事を続けていく事は、難しい事であると思うが、連続して関東大会出場を果たす事が出来ているのは、生徒達一人一人の日頃の努力の成果であると言える。「努力は絶対に自分を裏切らない」生徒達にもよく伝える言葉である。部活動を通じて、努力する事の大切さを学んでほしいと思う。

 

「堅守速攻」バレーをめざして

                         バレーボール部顧間 川崎 藤代

柿生中学バレーボール部の顧間になり3年になります。
当時の2、3年生は元気でがんばる生徒たちでしたが
なかなか勝てず、「勝ちたい」という子供たちの思いに
応えたいと、県内の遠くまで練習試合に出かけて行ったり、
招待試合に進んで参加したり、高校へも出かけて行き
休みなく練習してきました。スポーツをすることにより、
たくさん学ぶことがあります。しかし、勝つことの喜びを
味わうこと、勝つための努力をすること、それがスポーツを
する楽しさだと思っていましたので

 

 

「勝つためのテームづくり」をしてきました。
今年は市2位・県ベストー6と今までにない結果を残すことが出来ました。精神的にも強くなり、大きく成長した子供たちがいました。
子供たちのひたむきな努力、勝ちたいという思い、そして何よりも保護者の方々のご理解とご協力、そして熱い想いがあったからこそ結果を出せたと感謝の思いでいっばいです。
これからもがんばるバレーボール部として努力していきたいと思います。

 

同窓会からお祝い金贈呈

9月29日に鈴木正視同窓会長が校長室を訪れ、吹奏楽部の東日本大会(於… 10月7日、宮城県仙台市)出場に対して、板倉敏郎校長にお祝い金を贈呈しました。今年度はバレーボール部、相撲部が県大会、バドミントン部が7年連続関東大会に出場するという生徒の活躍ぶりでした。
吹奏楽部は今年度から顧問になられた丸山胤幸先生の指導の下、2年前に続き、2度目の東日本大会(実
質全国大会)出場を果たしました。地域の小学校や区民祭などでも活躍する吹奏楽部が、大きな舞台で実力を発揮した成果だと思います。
おめでとうございました。(事務局)

 

 
同期会を開催する場合は、事務局までご一報ください。 

柿生中学校: 044−988−0004  メール: kakichu21@aol.com