平成17年 (2005年) 3/10 |
第7号 戻る |
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川崎市立柿生中学校 同 窓 会 報 |
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校舎の改築を望む
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大人になるために 昔は緑豊かな自然がたくさんあり、子ども同士が戯れ自由に木や土を利用して楽しく遊べて良かった、と私の年齢より上の人は思っていることと思います。その環境も、50年前(一九五〇年頃)から徐々に経済が復興し、30年前から高度経済成長期となり、山や谷を開発して緑を減らし住宅を作り、畑や空地にはアパート、マンションや駐車場を作ったため、子どもたちが遊べる自然環境は減ってきました。また人々は、現金収入を得るために企業労働者となり、企業のためだけ?にわが身を棒げ働いてきました。その犠牲は家族に向けられ、家庭内の対話はあまりなく、疲れて帰ってくると父親と子どもは遊ぶこともなく、その代償は「物」や「金」を与えることで済ませ、生き方やマナー。そして愛情を与えることもしなかったのではないか、と思われます。家庭内であまり対話がないため、コミュニケーション能力も身に付 |
かない子ども、また子ども自身も集団で遊ばなかったためか、人間関係を学べなかったのです。 この時期から受験戦争、この競争から子どもたちは競争の世界に入り、塾に入る競争から中学、高校、大学、そして就職するための競争。この就職のため田舎から職を求めて都会への移動が始まり、子どもの遊び集団が消えると同時に人への「おもいやり」も消えていったのです。そんな時代に生まれた子どもたちも現在30歳前後となりました。親となったが子どもにはお弁当を作ろう、としても作れない。教えられてこなかったからか。コンビニやスーパーに行けば、お弁当やお惣菜(ロールキャベツやラーメンに入れる野菜の具)が売っているからか、家庭内にはまな板や包丁がない、とのこと、切るのはハサミ? 電子レンジがあるからか、共働きで忙しいためなのか。これほど助かることはない、が子どもは親が料理を作っていると自然と学ぶこともできるが、 |
これでは学べない。また、自分が産んだ子どもを0歳から保育園に預け、2歳〜3歳でお稽古事をさせ、小学校に行く頃から学習塾や進学塾に。子どもは遊ぶ時間もなく、お稽古事や塾の空いた時間にTVゲームやマンガを読んで楽しむだけ。子育ての外注化は中学生や高校生になった思春期に、たいへん心配です。この様に子育ての環境が変化していますが、人間はロボツト(機械)ではありません。子どもには年齢に相応しい環境が必要です。大人になった時、コミュニケーション能力は大切です。それを自然と学べるのが子ども時代の集団遊び(大人の世界を模倣した「ごっこ遊びしです。人との付き合い方、友達との距離の取り方、けんかの仕方、傷つけたり、傷つけられた時の対応、我慢すること、話し方、人への思いやりの気持ち。頭脳は楽しい遊びをすることによってよく働き活動します。使えば使うほど成長し、楽しく学ぶことで脳が働き真に身につきます。よく遊ぶ子どもは、自分で考えたり判断したり、問題を解決する行為を絶えず繰り返すことに |
より、その積み重ねがいつの間にか自分自身の自信となり、親に頼っていた子どもが一人前の大人として能力を身につけることになります。今、子どものままの脳の状態で大人になってしまった人が増え弱い子どもに対して危害を与えている事件が増えているのも、集団での遊びをしなくなったからだと思います。 さて、遊びは年齢に合った遊びが必要です。小学生の頃にTVゲームに夢中になると子どもの脳は、高齢者に多い痴ほう性の脳と同じになるとのこと、自分で考えることがなくなります。 中学生にとって必要なことは運動(スポーツ、踊り等)です。身体を動かすことにより成長期により成長することができます。集団での運動は協調性やコミュニケーションを学ぶことができ、また脳の働きを良くします。もちろん学問の勉強も大切です。大人になるためには。 (私は今「よさこいソーラン」の踊りの練習を、子どもから大人25人程で練習しています。大変激しい踊りです。) |
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少子化の影響
現麻生区PTA協議会会長 日本の人口は、平成14年1月に発表された国立社会保障人口問題研究会「日本の将来推計人口」において、二〇〇六年の1億277 |
柿生中学校も昭和22年に開校後、地域の住宅開発による人口増加に伴い、生徒数が増加し、白鳥中学校、王禅寺中学校、白山中学校と順次分離開校してきました。この分離に伴い、柿生中学校の通学区域も縮小し、現在は束柿生小学校・岡上小学校の全部、真福寺小学校、柿生小学校の一部が通学区域になっています。 その結果、同窓会会員の子ども達は母校である柿生中学校に通学していないのが現状であり、 一抹の寂しさがあるのではないかと思います。 しかし、先に述べた少子化の影響により、分離した王禅寺中学校・白山中学校とも生徒数のピークが過ぎ、減少が続いており、小規模校になりつつあります。 このような中、通学区域の見直しや学校の統合等を含めて適正規模、適正配置の検討が進められています。 少子化は、日本の将来や年金問題、経済問題のみにかかわらず、身近な地域の問題にも波及していることを理解しておいていただきたいと思います。 |
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約 束 18期 藩合 多恵子 「オリンピックの年に集まりましょう」の約束の元、私供第十八期同窓会も三度目を十六年九月に無事終えることが出来ました。 |
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5年ぶりの同期会 22期 荒井 和子 私達22期卒業生は昨年10月新百合ヶ丘ホテルモリノにおいて4回日の同期会を開きました。35歳の時から5年ごとに開かれて、今回の同期会では皆50歳です。4クラスー59名のうち、参加人数は今回少し少なくて42名でした。人数はちょっとさみしかったのですが、3人の先生方Aクラス奈良実先生、Cクラス鈴木浩先生、Dクラス村井悠先生も参加してくださ |
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吹奏楽部・バドミントン部以外にも本年度も柿生中では運動部・文化部とそれぞれ大活躍しておりますが、今回は顧間の方からのご寄稿があり、結果を掲載する余裕がありません。これについてはホームページの方に掲載させていただきたいと思います。 (事務局) |
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