HELMET

ここでは俺の自己流ですがヘルメット塗装の方法をアップしてみました。
あくまで自己流です。
作業は自己責任にてお願いしますね。シンナー使うし頭痛くなるかもしれません。

このヘルメットは塗装屋時代に練習で塗装してみたものです。元々はデザイン物のラパイドUNOだったん
ですが、それの塗装を剥がしてやってみました。 ソリッド部分は無く、全てメタリック、キャンディー、パールを使ってます。 練習で自分のメットということで相当手抜きで汚いです♪ 1.下地処理  まずは#180のペーパーでガリガリ空研ぎをします。(元の塗料を剥がす為。無地だったら必要無し)  ついでに穴などをパテで埋めて面出しもしておきます。次にサフェーサーを2回吹きます。 2.ベースの塗装  サフェーサーで塗った所を#600〜#800で水研ぎをします。この時に空研ぎの研ぎ目を消すのです  ベースとはライン、同じ色の面積が広い部分、などを考慮して考えます。このメットの場合は、ラインが  入っているので(要はラインを後で塗るのは面倒くさいだけ)、ゴールドをメット全体に塗装します。  塗装したら、俺の場合はその上に薄くクリヤーも吹いておきます。  3.マスキング  一番時間がかかる作業がこれです。このメットの場合は、ラインをラインテープ(ニチバン製)でマスキ  ングをし、その後マスキングテープと新聞を使ってベタベタかくします。マスキングの順番は最後に塗装  する所から隠していきます。このマスキングの作業はしっかりやった方が仕上がりがまた違います。  俺のは手抜きだから×♪ 4.塗装  一番楽しくなってくる所です。塗る場所の掃除をしながら俺の場合は塗装の食い付き、マスキングを剥がす  時に塗料がくっついてこない祈りを込めて、#600〜#800でペーパー目を入れます。力をいれ過ぎる  と、塗装して乾燥した後にペーパー目がでて台無しになります。何回もやってました♪  ●キャンディー色   キャンディー塗料はクリヤーに色が付いているものなので、下地のメタリック部分にゴミが付かないよう   に気をつけます。また、メタリックの目もムラにならないようにしなくてはいけません。   俺の場合は1回目は粉状に吹いて(表面ザラザラツヤ無し)2回目である程度色をムラの無い様に出して   3回目でキッチリ色を出します。最後に薄くクリヤーを塗っておきます。   このメットの場合は、キャンディー吹く前にエアブラシでライン際をボかし、パールもサッと吹いてます。  ●パール   パールはソリッドの下地に色が左右されます。俺は調色が面倒だったので、塗料メーカーの原色を使用   して、ゴールドパールを吹いてます。  ●パールとメタリックの違い   メタリックは金属の粉と考えて良いと思います。光りにすかすと黒くなりますがパールとの区別はつきに   くいです。純正色の調色などはわかんねぇ〜〜。ただ、パールはそれ自身で光によって色そのものが変化   したりするものもあるのでなんとも言えないですね。   有名なのがマジョーラペイントだと思います。色変わりすぎだぁ〜。 5.1回目クリヤー  全部塗装し終わったら、注意してラインテープを剥がします。緊張の一瞬です。俺のはここでかなりせっかく  の塗料が剥がれてしまいました。自業自得ですな♪  全体を軽く#800〜#1000で水研ぎをして、ゴミが付かないように塗膜の薄いクリヤーを俺は3回入れ  ます。色と色の境目の段差がイヤだ!という方は塗膜の厚め(要は仕上げ用クリヤー)を吹いても良いと思い  ます。乾燥したら、#1500〜#2000でひたすら水研ぎガシガシやります。  ここで気をつけるのは、いくらクリヤーを入れていても、ラインとの段差で前に塗った塗料がカド立っていて  ペーパーで色が削れてしまうことです。んまぁ気をつけて下さい。  厚めのクリヤーを塗っていた場合はここで段差を無くすべく、んもうひたすら研ぎます。 6.仕上げクリヤー  全部研ぎ終わったら、綺麗に脱脂、掃除して慎重にクリヤーを吹きます。俺は3回入れます。  キャンディーと同じく、最初は粉を吹く感じで、2回目はある程度、3回目でキッチリと。  ただ、メットの場合は頭に被るものなので、クリヤーをあんまり沢山吹いてしまうと重くなってしまいます。  そう。俺のメットの用に♪♪イヤほんと重いです。しかもクリヤー垂れてそのまんま。 7.バフ掛け  最後です。クリヤーが乾いたら、クリヤーのアラ探しをします。プツプツがあったり、ゴミ?ってのがあったり  で。これを#2000で水研ぎします。その後はコンパウンドでひたすら磨きます。バフの機械を使用した方が  楽ですけど、失敗した時またはクリヤーが実は乾いて無かった時などはクリヤーがズリッっと波うちます。  こうなると泣けます。

そんなこんなで完成!って感じです。カウルの修理なども基本はこんな感じでやってました。