住む場所を確保する


   異国の地において自分の住む快適な場所を確保するということは、精神的にも物理的にもとても大切なことです。自分の居場所が物理的にある、ただそれだけで人間は落ち着けるものです。ですから、例えば今私が英国へ行ったとしても、留学当時と同様な精神状態を得ることはできません。長期間ホテルなりを借り続けられれば話は別ですが、それでなくては、常にスーツケースを持ち歩いて、それについて心配をしなければならないですから。

   さて、住む場所と言っても色々なチョイスがあります。高校留学であれば、間違いなく寮(おそらく強制的に…)に入ることになるのであまり心配をする必要はないでしょう。しかし、大学に留学する場合、語学留学などの短期留学の場合には様々なチョイスから、住む場所を選ぶことになると思います。大学の場合には大学の寮を利用するこも可能ですし、自分でフラットメイトを探してハウス/ルームシェアをして安くあげることも可能です。短期の留学であれば、ホームステイという方法も有りでしょう。

   寮やホームステイなど、事前に住む場所が決まっていない場合には、ホテルなどに滞在しながら賃貸物件を探すことになります。その場合には、焦って決めようとはせずに、最低でも1週間はじっくりと腰を落ち着けて探してみて下さい。住む場所によって人間の精神状態は大きく左右されます。焦って物件を決めて、留学生活が憂鬱にでもなろうものなら大変ですから!どういった物件がいいかは個人次第ですが、地域(近隣の住民・治安)、物件の質、大きさ、値段、大家の人柄などによって決定します。日本でも基本的には同じですが、それぞれの条件において、上下の差、特に下限が日本とは大きく異なることに気をつけて下さい。また、ロンドンでは、(東京ほど)公共の交通手段が夜遅くまで便利に使えないことも多いです。Night Busのバス停の近くであるなど、ロンドン独自のアクセス条件も大きな決めての一つです。

   例えば日本では、治安の極端に悪い地域というのはあまりないですが、ロンドンでは間違えても治安の悪い地域には住まないことをおすすめします。もちろん賃料は安いですが、それ以上に生命の危険を感じるはずですから。また、物件の質と言う点においても、シャワーからお湯がでなかったり、水漏れがしたりするようなひたすらぼろ家(^^ゞというものもありますから、賃料がなんか安いな、と思ったら細かいところまで確認が大事です。安くていい物件、それは大家さんがとってもいい人である場合(商売で貸していない場合)以外あり得ません。掘り出し物だ!なんて喜んでしまうと後で後悔してしまうことになりかねません。


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