英国のゴミ事情


   英国の町並みが綺麗なのは周知だと思いますが、路面も結構綺麗なんです。煙草の吸殻が散乱し花壇にペットボトルが捨ててなる日本の風景は、見ていると悲しくなりますよね。でも、いざ、街中を歩いていてごみを捨てようとしたらごみ箱がない。仕方がないからそっと道端においてきた、なんてことはだれでも経験があるのではないでしょうか。でも、英国にくるとこんなことはまずありません。人があつまる繁華街では(特にロンドン)、本当に沢山のごみ箱がほぼ10メートル(?)ぐらいの間隔で設置してあります。ですから、ごみを手にしてからごみ箱を探すのが簡単なんです。このごみ箱、おもてには"LITTER"と書いてあります。間違えても手紙を入れないでね、って、ある英語学校では笑いをとっていたそうです。確かに"LETTER"とスペルがにてますよね…(^^;)それにしても、この数では、ごみ回収の人は大変だろうな〜なんて思いますけどね。ちなみに、爆弾テロが起きようとごみ箱が撤去されてしまう、なんてことは今のところありません。

   日本では、家庭ごみを燃えるごみと、燃えないごみとに分別することは当たり前に行われていますが、意外にも環境には敏感そうなこの国ではこの分別回収を行っていません。なんでもかんでも一緒にすてて、各家にある大きなコンテナに入れてしまいます。そして、大きなごみ回収の車が週1回、回収にくる仕組みです。ちなみに、このごみがどのように処理されているのか、知りません。埋め立てられているのか、それとも全部まとめて燃やしているのか。謎です。どなたか知っている方はいませんか?

   ここで、英国の汚名挽回です。こんないい加減なごみ事情ですが、リサイクルに対する意識は結構高いです。リサイクルといっても日本みたいにブランド品が沢山並んでいるおしゃれなお店ではなくて、手作りの人形だとか、古くなった子供の服とかが本当に雑然とおいてある店です。こういった品物は大体がいらなくなったから寄付されたもので、実際私が英国をひきあげる時に出た沢山の不用品は、リサイクルショップに寄付してきました。また、街中のスーパーの駐車場などには、濃い緑色をした大きな鉄のコンテナがおいてあり、これがいわゆるbottle bankやpaper bankとして利用されています。瓶ようのコンテナには投入口が3つほど開いていて、それぞれ透明系、緑系、茶色系のボトルを分別して入れられるようになっています。勢いよく投げ入れると中で瓶がクラッシュするので、ストレスの解消にも良いようです。
ヽ(´▽`)/

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