野菜の買いかた


   最近日本でも西洋の野菜を多く見かけるようになってきました。例えばズッキーニ(英語ではcourgette)なんかがありますが、まだまだ値段が高いのが現状で、スーパーなんかで見かけても、ちょっと買うのには二の足を踏んでしまいます。ズッキーニはとても簡単に料理ができるし、栄養価はとても高いのでイギリスではとても愛用していたので(かなり安い)、日本では、予算上の都合でなかなか使えません。なんせ、細い日本のキュウリと同じようなのが1本100円またはそれ以上するんですから。どうせ同じ値段ならできるだけ大きいものを、と一生懸命くらべっこをします。こんな風景、実はイギリス(ヨーロッパ各地)では見受けられません。なぜなら、スーパーでも野菜は量り売りなんです。野菜毎に小さな袋に小分けにして入れておき、レジでそれを量ってくれるんです。

   個人的にはこの量り売りとっても効率的だと思います。なぜなら、袋詰めではないので必要なものを必要なだけ、更には新鮮な物だけを選択することができます。極端な話、マッシュルームを一つだけ、なんてのも可能です。レジのおばちゃんににらまれるのは必至ですけれど…(^^ゞまあ、こんな国では日本のように独身用カレーセット(ニンジン、タマネギ、じゃがいもが少しづつ入っているもの)なんて存在しえないんですよ。もちろん、上記みたいな損得なんてありません。小さいものが沢山欲しいか、大きなものを少なく欲しいか。下ごしらえの面倒くささなんかにもよりますけれど、個人的な好みを主張することができるんですね。もちろんバナナなんかも房からとって好きなだけとっていきます。もちろん、1個いくらで売られているものもありますが、(パッションフルーツとか)そういったものは特別です。

   唯一の問題は、値段を予想しにくいことです。何せ重さの単位はポンド(bl)!(単位については別の機会に)手に持ったってどれくらいか、グラムにしかなじんでいない私にはわかりっこありません。ちなみに一応野菜売り場にははかりがあって、自由に重さを量ることができるんですが、計算も面倒くさいですし…ちなみにこのはかり全然人気がありません。なんせ、そもそもイギリス人暗算できません!数学の試験だって計算機持ち込みOKなんですから…足し算ならまだしも掛け算なんてもってのほか!予想通り、私の知っている限り、この量り使ってるのは、大学への留学生らしきアジア人ぐらいでした…(^^ゞ
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