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| 【痔ろうの漢方治療】 |
| 肛門周囲膿瘍(はれ痔)が慢性化した痔ろう(あな痔)は膿瘍にみられるような急性の炎症症状はなく、ただ膿汁(うみの混じった分泌液)の流出がとどこおると炎症症状を示し、排膿(うみが出る)すると軽快することを反復します。 痔ろうは自然に治ることが期待できないこと、難治性で再発し易いため、外科的疾患として手術療法の適応とされています。 漢方治療について解説します。 |
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| 肛門周囲の腫脹、疼痛、発熱を伴う症状が見られらます。 (漢方処方) @「荊防敗毒散(けいぼうはいどくさん)」(製品 A「十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)+黄連解毒湯(おうれんげどくとう)」(製品 十味敗毒湯は、 荊芥 防風 独活 柴胡 桜皮 桔梗 川きゅう 生姜 茯苓 甘草の10味 黄連解毒湯は、 黄連 黄ゴン 黄柏 山梔子の4味の漢方薬から構成されています。 (臨床応用) 荊防敗毒散、十味敗毒湯は、炎症・化膿傾向をもつ皮疹の初期に用いる処方です。 黄連解毒湯は、炎症性出血や化膿性の皮疹に用いる処方です。 (服用方法) 煎じ薬、散剤、錠剤等の製剤があります。 |
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| 炎症がある場合とない場合によって使用する漢方薬が異なります。 (漢方処方A) 「托裏消毒飲(たくりしょうどくいん」およびその加減 A.万病回春 防風 当帰 川きゅう 白し 桔梗 厚朴 皀角 穿山甲 括呂根 陳皮 黄耆 金銀花 B.外科正宗 当帰 川きゅう 白し 桔梗 皀角 陳皮 黄耆 金銀花 人参 白朮 茯苓 炎症があり、病巣が限局し、化膿はしているが口が開かない時期や膿汁の流出を繰り返している時に用い、排膿し、炎症を治します。 (臨床応用) 諸癰疽、リンパ腺炎、歯槽膿漏、耳漏(慢性中耳炎)、潰瘍性大腸炎、クローン病 (服用方法) 上記の生薬を配合した煎じ薬を用い、長期服用します。 (漢方処方B) 「千金内托散(せんきんないたくさん)」およびその加減 黄耆 人参 川きゅう 桂皮 防風 白し 桔梗 厚朴 甘草 炎症はほぼ治ったものの、慢性化して薄い膿汁が排膿して止まない場合に用います。 (臨床応用) 諸癰疽、歯槽膿漏、慢性中耳炎、潰瘍性大腸炎、クローン病 (服用方法) 上記の生薬を配合した煎じ薬を用い、長期服用します。 |
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